昨日、日本テクニカルアナリスト協会様のご好意によりまして、「FX取引におけるテクニカル分析の活用法」というテーマで講演させていただきました。お忙しい中、足をお運びくださった皆様、本当に有難うございました。
講演終了後に「外国為替の分析に用いる移動平均線は株式の分析に用いるそれとは違うようだが…」、「24時間稼動している外為相場にあって、一日の寄りと引けはどこで決まるのか?」などという素朴でありながら非常に重要なご質問をいただき、筆者としてもあらためて「投資家の皆様にお伝えしなければならないこと」の整理ができました。何より「外為取引への興味、関心が強まった」と言っていただいたことを大変嬉しく思いました。
さて、昨日のマーケットですが…ドル/円、クロス円は相変わらずNYダウに連動したボラタイルな動き。NYダウが寄付きから100ドル以上上昇して始まったことを受け、ドル/円、クロス円ともに前日の下げをほぼ相殺して引けました。
市場では、バーナンキFRB議長が27日に米上院財政委員会で委員を務めるシューマー米上院議員に対して「サブプライム発の金融不安や住宅市場発の景気後退リスクについて『必要とあれば政策で対応する』と確約する書簡を送付した」という話題に注目。あらためて米利下げ観測が強まったことにより、グローバル投資家のリスク許容度もかなり高まった模様です。
昨晩、NYダウが247ドル高となったことにより、7月19日の高値=1万4121ドルから以降の高値を結ぶレジスタンスラインが降りてきている水準にまで再び上昇(チャート参照)。
ここで最大のポイントとなるのは、このレジスタンスを上方ブレイクできるか否かという点です。下値サポートとなっている200日移動平均線(チャート上の赤線)とレジスタンスラインが形づくる三角保ち合いはだいぶ煮詰まってきており、ここ数週のうちにも新たな方向性が見出されてくるものと考えられます。
ちなみに、27日のNYダウはレジスタンスの突破に失敗し、その結果、28日の大幅下落につながりました。
加えて、ドル/円については一目均衡表(日足)の基準線、ユーロ/円については21日線を明確に突破できるかどうかが現在の焦点。それもこれも、今晩&明晩のNYダウ次第ということになりそうです。
