上値が重く、一進一退を続ける最近の国内株式相場ですが…。
今日の前場は、上場銘柄の約8割が値下がりという厳しい状況。
日々、伝えられる日本の景気指標は本格的な拡大期の継続を裏付けるものばかりなのに…。
日本の株式相場には目先、買い向かいにくい材料が次々と噴出して、元気がいいのはIPO銘柄だけといった状況です。
その主な材料とは…
①日銀による量的金融緩和解除の判断が、いよいよ最終段階に入ったと見られること。
(将来の円金利引き上げが、円高・ドル安を誘発すると懸念されはじめている)
②これまで旺盛であった外国人投資家による日本株買いの手が細ってきたこと。
(米モルガン証券が日本株の組み入れ比率を低下させる方針であると表明したことも一因)
③相次ぐ上場企業の06年3月期第3四半期決算発表の中身が、少々期待はずれ。
(従前の予想業績を上方修正する企業が、思っていたよりも少なかった)
④今週水曜日に見られた日経平均の大幅な下げに対して、昨日の戻りは極めて鈍く、本日も10:00ご
ろから大幅な下げを演じていること(結果的に「前引け」段階では、一つの心理的抵抗ラインとされる25
日移動平均線を下抜けてしまった)。
ただし、これら一つ一つの不安材料が今後もずっと相場の下げ要因になるというわけではありません。
①量的緩和の解除に関しては、福井総裁の老獪な手綱さばきによってソフトランディングするはずです。
(先日の当ブログでも触れましたが…)
②時節柄、2月は外国人投資家が投資に積極的になりにくい時期です(今年に限らず)。
③過大な期待が失望を生んだその後は、控えめな期待がプラスのサプライズを生みます。
④25日線を下抜けた株価は、当然のことながら、いずれ同線を上抜けてきます(そこが絶好の買い場)。
そもそも、今日は株価指数オプション2月物のSQ算出日にあたり、先物・オプション主導で相場が乱高下するのは致し方ないことでしょう。
その点については、今日の日経「まちかど」でも触れており、ここが相場の変化点になる可能性について記しています。
果たして、来週以降はどのよう方向感が見えてくるのか…楽しみにウォッチングすることと致しましょう。