今週のコラム「外貨投資~転ばぬ先の智慧」(マネーパートナーズ)を更新しました。
http://www.hefx.ne.jp/market/column/tajima/index.html
このコラムでも述べたのですが…。
今回の「自民圧勝」は、いわゆる造反議員をバッサリと切り捨てた小泉自民に国民がエールを送った結果であると考えていいのではないでしょうか。
亀井氏、綿貫氏、小林氏などといった造反組の大物は、過去の「利益誘導の実績」からして地元選挙区での支持はもちろん厚いのですが、全国的に見ればすこぶるイメージが悪い。他の選挙区の有権者が支払う税金が、彼らの選挙区で膨大に使われるのですから面白いわけがありません。
そんな面々を排除した小泉自民党を讃え、自分の選挙区で誰が自民の公認を受けていようと、現職・新人の別なく「とにかく選挙区は自民公認、比例は自民党」という票を投じた…。
このことについては、今朝の日経社会面で放送作家の山田美保子さんが非常に明確&シャープなコメントを寄せています(昨晩から、数多くのコメンテーターがテレビ画面に登場しているが、このコメントに勝るものは一つもありません)。
山田さんはコメントのなかで「注目選挙区のことを知っていても、自分の選挙区の候補や政策、郵政法案の中身について知らないという人が多かったのでは…」と述べていますが、いかがでしょうか。
個々に「ギクッ」とする思いがまったくないとは言い切れないのでは…。
もちろん、山田さんのようなコメントはテレビではなかなかできませんね。なにしろ「国民は実はあまりよく分かっていないのだけれど、事前にテレビで造反組=ヒール、刺客(くのいち)=ヒロイン的なイメージを強く受けたので、なんとなく自民党に入れちゃったのでしょう」なんて、テレビで言ったら二度と使ってもらえなくなりますから。
ちなみに愚かな(=いや、自称賢明な)小生は、以前、テレビ朝日の「やじうま」でそれ(=大衆を敵に回す)をやっていました。
それにしても、次々とテレビに登場するコメンテーターが声を揃えて「国民の皆さんはちゃんとわかっていらっしゃる」、「郵政改革法案を国民は支持している」などと単純に締めくくろうとする姿勢には辟易とします。
逆に、そういうことをすべて分かっていて、巧みに利用してしまうところが小泉さんは凄い!(もちろん、皮肉です)。
とにもかくにも、今回の自民圧勝は所詮「その程度のもの」なのですから、そのことを理由にドルやユーロをクロス円で売り建てる必要はないでしょう。小生は「きっと自民は圧勝するだろう」という事前の好材料出尽くしで、これ以上、円は買われないのではないかと見ています。