ライオン・キング サバンナ49回目・50回目(ネタバレあり) | ともたちょぶろぐ

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ライブ・ミュージカル・舞台鑑賞の感想を自由気ままにマニアックに綴っています

12月10日マチネ、13日マチネ、劇団四季ミュージカル「ライオン・キング」を観劇した。
久しぶりに湧き上がって来た「ヤングシンバが見たい」症。(笑)
先日長谷川楓くんを観たので、
今度は同じくデビュー公演に立ち会った山田瑛太郎くんと現役ヤングシンバの中で一番のベテランさんの宮澤伶輔くんを観たいなあと思った。
せっかく観るなら山下啓太さんが居る時がいいし、25周年特別カーテンコールも見たい。
と言うわけでポンポンと立て続けに観劇して来た。


「サークル・オブ・ライフ」
久しぶりに海宝あかねさんをサバンナで観れて嬉しかった。
相変わらず笑顔が素敵だった。
ムファサ役の宇龍真吾さん。(私、お父さん感がビシバシ伝わって来る宇龍ムファサが大好き。)
スカーとの会話である毛玉野郎のくだりのシーンでザズを自分の腕に乗せる時、
ザズに向かっておいでおいでしているのが良かった。
ちなみに内海雅智さんはやっていなかった。

「大草原」
ヤングシンバ役の山田瑛太郎くん。(以下ヤングシンバレポは全部えいたん。)
えいたんを一目見て真っ先に感じたのは身長が伸びたなあだった。
同い年の伶輔くんが想像していたより小さかったから、えいたんの背の高さにびっくりした。
声はまだ全然ボーイソプラノだけど、背が高くなって来て卒業が早まっちゃったら嫌だなあ。
えいたんのヤングシンバまだ観たい!
ヤングシンバ登場序盤でムファサの指さす方を見て「え?」と言う表情をしたえいたん。
演技が細かくなっていて感動した。

「朝の報告」
ザズが唾を吐いたらクスッと笑ったえいたんの演技が好き。
ヤングシンバがムファサのポーズを真似するシーン。
デビュー公演時はムファサがポーズを変えるタイミングが分からないのか目で何度もチラチラ様子を窺っていたけど、
今回はチラ見は他のヤングシンバと同じくらいの回数で凄く自然に真似が出来ていた。
ラストの尻尾クルクルもちゃんと間に合っていて、えいたんの成長が伺い知れた。
今回えいたんのお芝居で一番気に入ったのが、
ハイエナ達がプライドランドに来たと報告される直前のシーンで、
えいたんが何かを捕まえる仕草を見せたお芝居。
ここ他のヤングシンバでは下を向いて狙っているだけの子が多いから、
えいたんのこの狩りのお芝居の細かさに感動した。
ヤングシンバがスカーに「甥は僕一人しかいないじゃない」と言うシーンで、
ヤングシンバの頭の上に置かれたスカーの手を払い除けるんだけど、
払い除け方がオーバーアクションで本当に嫌そうなのが伝わって来た。

「早く王様になりたい」
ザズに向かってべーっと舌を出したえいたん。演技が細かい。
ザズのパペット受け取りシーン。
このシーンはえいたんのデビュー公演時の衝撃的出来事を今でも鮮明に覚えている。
当時のえいたんはパペット預かり時にザズの首を操作するレバーを持たなかったのでザズの首がふにゃふにゃになり制御不能になっていた。
ザズ、物凄い角度の首の折れ方をしていた。(笑)
そんな事があったので今回スムーズに受け取りをしたえいたんを見て「良く出来ました」と思った。

「食っちまえ」
えいたん、ハイエナへの威嚇の表情が迫力があった。
ヤングナラ役の立花莉愛ちゃん。
ムファサの雄叫びに耳を塞いでいた。この表現は初めて見たから新鮮だった。
ザズにヤングナラを送らせるシーンで、ヤングシンバとの別れ際に伶輔くんの顔を見て頷いた莉愛ちゃんのお芝居が良かった。

「ハクナ・マタタ」
幼虫を見て「おえ~」と言ったえいたんの表情が、
苦虫を嚙み潰したような表情で上手かった。
歌いながらの側転でも歌声がブレない啓太さんが凄い。

「お前の中に生きている(リプライズ)」
このシーンは2回足の踏み鳴らしをする啓太さん。
今回は2公演ともドスンと言う音と共に振動が伝わって来て興奮した。
あれ結構強めに踏むんだね。

「キング・オブ・プライドロック/サークル・オブ・ライフ」
ラフィキに腕に布をかけて貰う直前に目を瞑る啓太さんの表現が好き。


今回凄い久しぶりに最前列で啓太さんを拝見したんだけど、
オフマイクの声が聞こえて来て楽しかった。
啓太さんはガルルルの唸り声以外にも沢山オフマイクで喋っていた。
至近距離で目の前の視界良好な状態で啓太さんが見れたのは凄く嬉しかった。
そして体の成長は勿論の事、お芝居の成長が顕著だったえいたん。
表情や仕草の細かさ豊かさが際立っていた。
現役ヤングシンバの中では長谷川楓くんの表現力が一番お気に入りなんだけど、
今回ここにえいたんも加わった。
そして私にとって50回目の観劇が訪れた今回。
そんな記念の日に応援している山下啓太さんのシンバが観れて、
昨年初めてデビュー公演に立ち会った山田瑛太郎くんのヤングシンバが観れて、
25周年特別カーテンコールが見れてとても幸せな思い出になった。


※以下、25周年特別カーテンコールのネタバレがあるので未見の方はスルーして下さい。



<25周年特別カーテンコール>
歴代シンバの「終わりなき夜」の歌声に乗せてライオンキングの歴史がスクリーンに流れた。
その後啓太さんが今までの感謝の気持ちとこれからも応援宜しくお願いしますみたいな内容を挨拶した。
作品台詞以外の言葉を喋る啓太さんを生で見たのは初めてだったので感動した。
挨拶後にプリンシパルキャストが客席最前列に降りて来たのはびっくりした。
「ち、近い!啓太さん!」と大興奮。
そして初めてリアルタイムで啓太さんと同じ床を踏んで喜んでいた私です。www


ライオンキング日本上演25周年おめでとう!
推しとか出演者関係無く単純に作品が大好きと言える舞台の1つがライオンキング。
ロングラン公演なので時間が空いた時にフラッと観に行ける気軽さも魅力的。
25年続いてるって凄い事だよね。
これからも100回200回と観続けて行きたい。