私は毎日ご先祖様に手を合わせる習慣があります。
特別な宗教に入っているわけではありませんので悪しからず。
そこでは、今日一日無事に終わっての感謝と
大切なひと(家族、友人、お客様)が元気でいてくれますようにと願いを込める習慣です。
私は中学生の頃、
重度の貧血と何度も何度も確認してしまうような
強迫症状で悩まされていた過去があります。
病院にいって貧血の薬を飲んでも治らず、
しまいには精神科に連れて行かれたこともありました。
でも、私は日常生活は過ごせるしいじめられているわけでもなく、友達も普通にいたので、何も治療せず帰された記憶があります。
ただ、症状が治ることはなく時間だけが過ぎていきました。
そんな時に、祖母のすすめで、
あるお寺の住職のところに連れて行かれた私。
そこでは、結願といって
お祓いをする儀式が必要だといわれたのです。
どうやら通学の途中で何かに取り憑かれているというのです。
は?
って感じだったのですが、
住職の話す通学の風景や
どんな友達と通学しているかなど
全てが一致していてビックリ。
そこで数日後お祓いをしてもらうことになりました。
お祓い当日、私の母だけでなくたくさんの知らない大人達が、かなりの時間私のためにお祈りをしてくださったことを覚えています。
たぶんそのお寺の近所の方なのかな。
私からしたら初めましての他人です。
その儀式後から
少しずつ症状が改善していったのは
いうまでもなく、
それからも住職に言われた
100日間毎晩47回般若心経を唱える
という課題を母と一緒にやりました。
47回唱えるだなんて、
毎回軽く1時間はかかります。
母と2人で毎晩毎晩、
ただひたすらやり続ける。
すると、
どんな薬を飲んでも改善しなかった重度の貧血も、強迫的にしていた確認行為も
全くなくなったのです。
その時はお祈りってすごい。
ご先祖様っているんだ。
みたいに思っていただけだったのですが、
大人になった今思うことは、
どれだけ自分のことを真剣に想ってくれる人がいるか。
そんな人の想いが
人を元気にさせるということです。
私はあの時、
何をしても治らなかった辛い症状に、
あの手この手で解決策を探してくれた母の愛と
お祓いをしてくださった大人たち、
そして、100日間毎晩47回の般若心経を一緒に唱えてくれた母の想い。
それによって、
私は元気になっていったのだと思います。
困ったときやつらいときに人に頼るのは愛を学ぶためにあるのかもしれない。
愛の力で人は生かされる。
なんて言うと
極端な話と思われるかもしれませんが、
今振り返るとそう思うんですよね。
あなたにとって何か辛い事があったときは
必ず誰かが手を差し伸ばしてくれる。
それは、身近な誰かかも知れないし、
まだ会ったことのない他人かもしれない。
母の愛を思い出して、優しい気持ちになれた今日。
自画自賛大会5日目は優しい一日でした。
午前中は施術の勉強に行き、
昼はカフェで本を読み、
午後からはピラティスを受けに
夜はホームページの見直しをしようかな。
休日なのによく動いたね、偉い。
今日もあなたにとって、優しい一日でありますように。
福岡で自費の出張リハビリをしています。ホームページはこちらです💁♀️