アンニョン


耳が聴こえないのって
全然なんとも思ってないし
これもなにかの試練だと思ってるし
ひとつの個性だとも思っている


聴こえないことで
不自由なこと
不便なこと
確かにいくつもあるけれど
それは何かの形でカバーすれば
克服できる


ダンスだって手話歌だって
カウントさんがいれば
どうってことない


リズム感を身につけば
どうってことない


乗り越えられる


こっちの世界は
≪音のない世界≫だから
音楽や歌、カラオケなど
音に関するものに対して
無関心な人が結構いる


どっちかというと
視覚的効果が出そうなものを
好む傾向がある


3年前だったかな


とあるイベントの出演条件に
手話を取り入れたパーフォマンスと
条件が加わった


ずっとダンス一筋できたから
手話で歌を歌うのは
本当に抵抗があった


どうしようか


どうしようか


オレに手話歌できるのだろうか


ダンスに手話つけると
バランスが狂っちゃうから
ダンスはダンス、手話歌は手話歌と
2つに切り離して
1曲にしていいかどうかの許可を得て


史上初の手話歌という
パーフォマンスに臨んだ


初めて歌ったのが
平井堅の
「瞳をとじて」


どうやれば感動を与えられるのか
歌詞に込められた想いを
手で伝えるにはどうしたらいいのか
研究に研究を重ねた


それが予想以上に
評判が高く、首席の方からも
良い評価をいただいて
中には涙したお客様もいたよう


オレが一番意識しているのは
≪感動を与えるエンターティメンター≫


周りがオレに求めていることは
どんなことかを
オレ自身が考えないといけない


オレのパーフォマンスに
期待かけている方々に
精いっぱい応えなければいけない


耳が情報を遮るこの身だからこそ
たくさん映画観たり
たくさん本を読んだり
たくさん人と話したり
そこから得られる情報で
感受性そのものを磨かなければならない


感受性が豊かだと
よく言われるけど
それは今の今まで
積み重ねてきた結果



その結果が
≪感動を与えるエンターティメンター≫に
結びついたのかもしれない


もっとたくさんの人に
オレにしか出せない≪感動≫を
届けていきたい


応援よろしくです


tomosuke