短いですが、初めてフィギュアスケートそのものについて書きました。
具体的に誰の話、というつもりは全くないので、全日本が始まる前に投稿いたします。
フィギュアスケート グランプリシリーズを見るにつれて、おぼろげに感じるものがありました。
シニアシングルのほとんどの選手が10代後半〜20代半ば。
何かに似ている…
ある時、ふっと思いました。
ボーイソプラノ。
ウィーン少年合唱団は声変わり前の美しい歌声を極めたもの。
成長に従って失われる、期間限定の美しさ。
高難度のジャンプとはそれに近いのかもしれない。
でも、フィギュア観戦歴が浅い私は素朴な疑問が湧きます。
フィギュアスケートの技術の中でジャンプを圧倒的最高位にして良いの?
芸術性を競うスポーツではないの?
私が試合を見て違和感を覚えたのは、ジャンプのミスで順位が大きく変わる配点に対してでした。
まるで、他の技術が無かったことになるほどの差が生じる。
選手が、得点が高いジャンプに重点を置くのは当然です。競技ですから。私だってジャンプは美しいともちろん感じます。
難しい上に危険を伴うから得点が高いのも道理です。
しかし、他の美しい演技は高い技術が無くとも可能なのでしょうか。そんなはずはないでしょう。
同じく練習の賜物であるのに。
高難度ジャンプは大人になるにつれて困難になってゆく。得意とするのが20歳前後の選手であるのは、それだけ筋力も体力も必要だからでしょう。
「芸術」と考えると、若い方が有利なものはあまり思いつきません。
「スポーツ」と考えても、他の競技はもっと年長の選手が大いに活躍しています。
そんな若い数年間が有利になる配点とは、フィギュア競技が自分の首を絞めていることになるのでは。
芸術性は経験値や人生と共に磨かれてゆくでしょう。成熟してゆく美しさを競技で披露できないのはもったいない。
今10代の選手が30代、40代になっても競技に出ていたら、とても素晴らしい事だと思うのです。
私が見届けられるかわかりませんが、そんな未来を見られたら。
ウィーン少年合唱団の元団員だって、青年になっても、中年になっても、ひょっとしたら老人になっても職業として朗々と歌っている人が大勢いるでしょうから。