・73歳 女性
・既往歴:ぎっくり腰 変形性膝関節症 左胸郭出口症候群
・慢性腰痛だが、忙しく作業すると翌朝~3日間ほど動けなくなる
・反り腰
・前かがみと座っている状態がきつい
・起き上がりと寝返りがきつい
①手の腰痛点と側頭部の腰痛点で反応を比較
②側頭部の反応が強かったため側頭部に刺鍼を行い、痛みが取れたことを確認
③座位での問診がてら痛みがどのくらいの時間を座っていて出現するかを確認
④座位での痛みが出現しないまま30分ほど経過、大丈夫とみなす
⑤前かがみになってもらい、痛みの確認(痛みはなし)
⑥頭部置鍼しながら伏臥位での腰部と下肢の鍼治療
⑦下肢の長さや骨盤の捻じれなどがなくなったことを確認して終了
2回目は翌々日、症状はなし 腰部の鍼のみ
3回目は5日後、症状なしとのことで腰部の鍼のみ
また何かあったら連絡くださいということで終了
追記 ご本人さまより報告あり
最終施術日より1週間後 症状なし
最終施術日より2週間後 かなり作業してちょっと違和感があったが、途中でしまったと思って中断。半日休んで回復
今週、入院されているご主人さまが帰宅なさるとのこと。
ご主人さま、日常生活の介助が必要になるため
何としても、このお付き合いの長かった腰痛に別れを告げたかったとのことでした。
間に合ってよかったです!
皆さまが笑顔で充実した生活を送ることができますように。
【腰臀部および下肢】
セイリン寸6-3
置鍼:腎兪 大腸兪 関元兪 腰方形筋圧痛部
セイリン2寸-5
置鍼:腰眼 胞膏 環跳
単刺:大腰筋(雀啄後抜鍼・患側のみ)
セイリン寸3-1
置鍼:委中 内合陽
【頭部、患側のみ】
セイリンDタイプ3番
置鍼:前髪際、頬骨弓の上約1㎝の陥凹部(胆経客主人の応用ツボ?腰痛に効きます)