以前、
軽度の脳梗塞を発症し
2ヶ月ほどリハビリ入院した父は
杖を勧められていましたが
当時、頑なに拒否
そして本来
もう二週間ほど入院予定のところ
退院させないと脱走すると
病院関係者の皆さまを困らせ
杖なしで無理やり退院しました💦
あれから2年が過ぎ
杖の必要性を感じ始め
自分から口にするようになり
では購入しようと話になると
「医者に言われたら持たんといかんが
言われてもないことだ。今はまだいい。」
そう言って自分の気持ちとは
裏腹な態度を続けます
有り難いことに
ちょうどその頃担当者会議もあり
ケアマネさんや関係者皆さんと
杖の必要性を一緒に話し合いましたが
最後にはやっぱり拒否。
デイでは杖を使う体験をしてもらったり
ヘルパーさんや皆さんに
足取りに対する不安な気持ちを
聴いていただいたり
多方面からの
アプローチをしていただきながら
先生に
勧められたら。と本人が言ってるので
紙コップ騒動が再来した
兄の誕生日だったこの日
「杖を使うように勧めてもらえませんか。」と医師にお願いして
父に声をかけていただきました
この日、補聴器を忘れた父の耳には
私の声が聞こえなかったのか
「医者は凄いな。歩き方で分かるんだな。医者に言われたら使わんわけにはいかんな」と
ケアマネさんに連絡し
デイでも事前に杖の練習をしてもらっていたので、すぐに父に合う杖を購入出来ました。
父の場合はT字杖は不安定でこのタイプの4点杖に。
杖だけでなく様々なことを決める時
いつも時間や工夫が必要になるけれど
大切にしているのは
相手が
何を大事にしているのか
その前提を感じてみること
離れているから今解決したいとか
私の不安や心配
そのままの気持ちも大切にして
自分自身で受け止めてから
一度横に置いて
父の気持ちを
両手で大切に感じてみること
危険リスクも踏まえて
すぐに対応したほうが良いこと
時間をかけてもいいこと
出来るだけ慌てず
おおらかに、柔らかく、、
父の体調に合わせて
涼しくなった9月下旬
父と二人で兄の七回忌法要をお寺で。
お経を唱えていただくというのは
私達の心に大きな恩恵を
もたらしてくれる時間なのだと
温かく深く感じてきました。
尊い時間を過ごし
大切な「時」を刻んできました。
そして兄との向き合いは、今まで多くの方々に大切に支えて頂いてきて
私の心も
父の心も
一人で創られたものではないことを
改めて感じながら、、、
出逢えた皆様への
心からの感謝を込めて
これからもその大切な「時」を
丁寧に丁寧に
重ね続けていこうと思います
有難う御座います🌟


