僕は現在2足の草鞋を履いてるのですが
もうひとつの職場での話です。
時々来られる外部からの関係者と
短い立ち話をした際のこと。
いつになく元気がないのが気になりました。
以前から面識はあり、名前も知っていたので
つい、余計なひと言をかけてしまいました。
「もしかして頑張り過ぎとちゃいます?
充分、仕事熱心やと思いますよ。
自分はまだまだ未熟やって思い過ぎんと
もっと自信を持ってええんやないですか?」
そうしたら・・・。
しばし無言で固まった後に、
何と何と、涙ぐんでしまわれて・・・!
え!え!え~っ!!!
僕がいつもその人を良く見てた訳ではなくて、
最初に名刺を見た段階で
おおよその個性がわかっていただけ。
勉強熱心で、几帳面。
生真面目過ぎて、アウトプットが苦手。
あぁこりゃ、とことん頑張りすぎて疲れてしまうタイプだなぁ、と
思っていたのです。
で、それをその時、つい口に出してしまったというわけで、
そりゃぁ慌てたのなんの・・・
「すみません、
今ちょっと、抱えていることがあって・・・」
との事でしたが、
何やら僕のひと言が、その悩みのツボに
はまったようで。
「そうですね。そうですよね。」と
ひとしきり頷かれて、
どんな流れかはわかりませんが
僕の余計なひと言が役に立ったみたいでした。
何にしても良かったです。
手相だってチラ見は出来ますが、
ことだまの利点は聞けばわかるところ。
名前を聞くだけで、ある程度の個性はわかる。
もちろん、だからと言って
僕は対人関係で、先入観は持ちませんし、
余計な差し出口はしません。
それが鑑定をする者の心得だと思っています。
今回は、ほんとの出来心で。
とはいうものの・・・
人間関係を和やかにするために、
こっそり斟酌することはあるかも・・・な