3月31日。
長く務めた会社を今日で定年退職される
という方も多いのではないでしょうか。
身内の話になりますが、
僕の母が学生時代の事。
近くのお不動様に老女の修験者さんがいて
降ろして下さるご神託がよく当たると
遠くからも訪れる人が後を絶たなかったとか。
母も、卒業間近のある日、
友達数人と進路について聞きに行ったそうです。
それぞれに納得のご神託があった中、
母にだけは
『あんたはどんな仕事でもええ。
決めた場所で一所懸命やったらそれでええ』
と言われたそうで、
えらくガッカリしたと、今でも時々話します。
(この話、前にも書いたことがある気がする。
2度目だったらスミマセン(;^ω^))
そんな母は公務員になったのですが、
僕の目から見ても模範的な公務員だったと思います。
ところが、定年まで後2年という頃になって
「この仕事は私に向いてへんだなぁ」と
しみじみ言うようになったのには驚きました。
父も同じ省の公務員でしたが、
母が事務官なのに対して、
父は技官。いわばインフラエンジニア。
戒名に道という字を入れて欲しいという程
自分の仕事に誇りをもっていた人です。
てっきり再任用すると思っていたのですが、
あっさりと定年退職しました。
そして、4年後、母も同じく定年退職。
ふたりとも再任用の道は選ばなかったのです。
僕ら兄弟は2人がボケるんじゃないかと
結構マジメに心配したのですが、
そんな気配はさらさらありませんでした。
母の退職から5年経った今も
2人は1階と2階を各自のコーナーにして
暇を持て余すことなく、日々作業にいそしんでいます。
「私は公務員は向いてへんだ」と言う母は、
昔から絵を描くのが好きでしたが、
今ではプチ絵描きみたいになりました。
今の姿が本来の自分だと母は言います。
ただ、今現在、絵を描く生活を送るために
前段の長い公務員生活が必要であり、
それらを見通して、
『あんたはどんな仕事でもええ。
決めた場所で一所懸命やったらそれでええ』
と言われたのだろうと言います。
前振りが長くなってしまいました
何が言いたかったかというと
ふたりの名前です。
母には夢をあきらめずに
マグマのように長い年月あたため続ける
という音が入っており、
父には47文字中、一番の勉強熱心で
コツコツとひたむきに学び続けていく
という音が入っています。
そこにプラスして
それぞれの個性を表す手相が入ってくるのですが、
名は体を表すって
侮れないなぁ
と正直驚く思いです。
今日で退職なさる方、
明日から新しく就職される方、
人生のパターンは色々です。
夢の叶え方やそのタイミングは
人によって異なります。
今から社会に出る方はもちろん
第二の人生に踏み出される方も、
もう歳だから、とか
今さら・・なんて思わないで
どうか夢や希望を抱き続けて下さい。
その意味において
皆がマグマ体質であればいいなと思っています。
もちろん、僕も (=゚ω゚)ノ!