先日、実家にセラ用品を送りました。
その際の送り状の字を見た母から
思わぬワーニングが入りました。
「ちょい字がキツクなってきとるな。
かなり気ぃ張っとる感じやから、
頑張りすぎで心の平衡感覚なくさんように。
こんな時には特に、
独りよがりにならんように気ぃつけてな~。」
う・・・(~_~;)痛いところだ・・・
以前にも触れたことがありますが、
僕の母は書道の師範です。
公務員だったので塾は開きませんでしたが
長い書道経験から
その人の性格とか、心理状態とか
なんとなくわかることが多いらしいです。
(そんな話に興味がおありの方は
以下の過去記事をご覧になってみて下さい。
母は今回の変化は許容範囲内だと判断したか
それ以上は言いませんでした。
ただ、過去には練習のアドバイスを受けたこともあります。
今から振り返れば
それは母独自の書道療法だったのかも、と思うのです。
今回、過去を振り返りながら、
あの練習、またやってみようかなと感じたので
皆様にもご紹介しますね。
練習方法は実に簡単。
1日1回(もちろん複数回でもOK)
夜(時間があれば朝でも、昼間でもOK)
白紙に(ノートでもいいけど無罫線がベター)
好きな歌(詩でも小説の一節でもOK)
を書くこと。
これだけです。
ただ、いくつか条件があって、
歌詞はいつ口ずさんでも心に響く大好きなものである事。
出来れば心励まされるものがいいこと。
手本なんて必要ないし、
上手でなくてもいいので、
とにかくゆっくり、
自分なりの丁寧な字で、
縦でも横でも、まっすぐに
大きさをそろえて書くこと。
最後に声に出して読むこと。
詳しくはそれ以外にも
その人の文字を見て、
性格や心理状態を感じながら
字の大きさや、気を付けるといい点などもあるようで、
(字の上達ではなく心理的に役立てる意味で)
他の人にもアドバイスしているのを聞いたことがありますが、
それはケースバイケースみたいです。
ただ、僕が言われたのは
最初書き始めた時より
だんだんと字が小さくなっていくようなら、
心が弱くなっている時、
だんだんと大きくなっていくようなら、
良くも悪くも気持ちが高ぶって、
心に落ち着きがなくなっている時。
自然に大きさが揃うようになるまで
毎晩、ゆっくり丁寧に、
大好きな歌詞を書き続けること、でした。
僕は写経はしたことがありませんが、
ご供養や仏教の学び以外にも
座禅とか瞑想とかに共通した意味があるのかも知れません。
写経は漢字ばかりだし、
ちょっと取っつきにくいな・・・と思われる方、
もしかしたらこの歌を書くレッスン?
やって見られるのもアリかもです。
入浴剤程度の効き目はあるかも知れませんよ~。
※僕は字を見て個別のアドバイスはできません。
ごく一般的な話だけになりましたが、
何かのお役にたてましたら嬉しいです(*'▽')。