今年の夏前に
母は大好きな作家、浅田次郎氏の小説で
『神坐す山の物語』というのを読んだらしい。
浅田次郎氏の母の実家というのが
武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)の
代々続く御師の家系であり、
幼い頃から夏休み毎に御嶽山で過ごした氏が
耳にしてきた古い話が基になっているとか。
母はその小説に深く興味を抱いたようでした。
で、舞台となっている御嶽山が青梅にあり、
兄の住まいから近いというのを知って、
え━━━(゚∀゚)━━━っ!!!そうなのぉ!!!?
武蔵御嵩神社参拝が
今年の夏の母のリクエストになりました。
ヽ(*>∀<*)ノ。
で、また写真をご覧いただきつつ
夏の旅行を少々ご紹介させて下さい。
▼山は険しく、今はケーブルカーで登ります
窓際に立つ方のバッグにはワンちゃんが。
守り神である『おいぬ様』(大口真神)の
真の姿は日本オオカミだそうで、
日本書紀には
御嶽山で道に迷った日本武尊を導いた白狼が
日本武尊の命でこの地の守護神となったと
あるそうです。
そのため、この山は犬同伴がOKで
愛犬のご祈祷も受け付けています。
僕らが参拝した時もワンちゃん連れのかたが
たくさんいました。
▼神社の公式サイトからお借りしました
▼ケーブルカーを降りると
海抜929mから関東一円を見晴かす絶景
▼鳥のさえずりを聞きながら山道を歩いて
▼武蔵御嶽神社に参拝します
▼色鮮やかだけれど、男性的な感じがした
▼山には多くの宿坊があり、今も
信仰の場、修行の場、という雰囲気があって、
他とは異なる空気を感じます
▼僕らが行った日も、あちこちの宿坊で
学校や会社などの合宿が行われていました
▼浅田次郎氏の母の実家である宿坊も
『山香荘』の名で営業しておられます
(庭木生い茂る前庭を通って入る)
▼で、僕らは修行も合宿もしないで
昼食だけ、いただいてきました( ´艸`)
よくあるセットに見えるけど、全然違う絶品
今回、ひょんなきっかけで訪れた御嶽山。
食事処も、みやげもの店も普通にあるのに、
何といったらいいのか、
寺社仏閣にありがちな観光色みたいなのが
不思議に希薄で、
自然を敬う信仰の山という空気を強く感じる場所でした。
もし浅田次郎氏のファンなら、
(もちろんそうでなくても)
機会がありましたらぜひ一度
東京都奥多摩の武蔵御嶽神社を
訪れてみて下さい。