ゴミ収集車に出会うたび、思い出すことがあります。
僕が会社員をしてたときのこと。
車での通勤途中に踏切があって、
毎朝8時過ぎに、僕はそこを通りかかりました。
通勤時間帯で交通量が多く、
いつも車の長い列ができていました。
その踏切のごく近く、わずか20m程の所に、
ゴミ集積所があったのです。
なんでこんなところに?って思うくらい、
ゴミ収集車を止めるには不都合な場所でした。
道は片側1車線です。
やっと踏切が開いても、
渡ったと思ったら、すぐにまた止まるゴミ収集車のせいで、後ろがつかえ、
踏切を渡りきれる車はごくわずか、
もたもたしてると、また次の電車が来る・・・・・という
事態になりそうでした ((゚m゚;)。
初めて気づいたのは、ゴミの積み込みの手際の良さでした。
対向車線にいる僕の目からは、
止まったな、と思うまもなく発車した、という感じでした。
早っ!と、驚くと共に、
動き出した車の中の3人が、とても楽しそうに話す様子が印象に残りました。
それから僕は、そのゴミ収集車を注意して見るようになったのです。
とはいえ、
毎度ピタリと、僕とゴミ回収のタイミングが合うわけではないので、
一部始終を見ることができたのは、
それからずいぶん後のことです。
ある日僕が、踏切前の長い列の途中で止まっていると、
向かいにゴミ収集車が止まっているのが見えました。
見るとすでに作業員の方が2人、車から降りて立っています。
そうして、バーがあがるやいなや、
まずその2人が走ってきました。
全力疾走という感じでした。
そして両手に持てる限りのゴミを持ち、収集車の到着を待ちます。
止まったかと思うまもなく、ゴミを入れる、また入れる、乗り込む、発車する・・・・・
それは鮮やかな連携プレーでした。
強いインパクトを受けたのは、
その時、踏切をかけてきた2人の作業員の方が、
ほんとうに生き生きと、弾んだ表情をしておられたからです。
まるでプレイにのぞむスポーツマンのようでした。
回収後、車に乗り込んだ3人が、
以前と同様、楽しげに話す様子を見て、
僕は、はっきりと納得しました。
3人の方々が、
この厄介な集積所で、他車に迷惑をかけずに作業を終えることに、
やり甲斐と誇りをもっておられることが、
見ている僕にも、ありありとわかりました。
仕事に対する心意気、
それはホレボレとするような格好良さでした (*゚ー゚)ゞ!
いまでもあの集積所はあるのかな、
やっぱりあの3人で回っておられるのかな・・・・
ゴミ収集車を見るたびに思い出しては、
心に弾力、もらっています。
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