ほんの少々昔の話1~仙人みたいな | 手相カウンセラー 井田東吾

手相カウンセラー 井田東吾

あなたの心に希望の灯をともす、運命カウンセリング。
手相をメインとした多角的鑑定です。



以前はなんとも思わなかったことが、
この仕事をするようになって、
だんだんと意味深く感じるようになってきた・・・・・

最近、そんなことが多いです。


その中の1つで、
ずっと前に、母から聞いた
母の書道の師匠のお話をさせて下さい。

いろんな点で、
僕にとってはとても意味の深い話なのですが、
少々長くなりそうなので、
何回かに分けてお伝えさせていただこうと思います。




母の書道の師匠は、
母が子供の頃でさえ、十分おじいさんだったそうです。

山間の田舎町とは言いながら、
紀州街道の宿場町として栄えた昔、立派な宿屋だったそのお宅は、
今でも僕の故郷にそのまま残っていて、
息子さんご家族が住んでおられます。

師匠の暮らしぶりは、まるで仙人みたいだったそうです。
一度など、食事風景を垣間見たことがあったらしいのですが、
時代劇みたいな箱膳で、奥様と差し向かいで座っておられて、
タイムスリップしたみたいだ、と思ったとか。

当然ながら、エアコンなどあるわけはなく、
冬などお稽古に伺うと、昔ながらの練炭火鉢で、
その上、不完全燃焼しては体に悪いからと、
いつも窓を細く開けていたのだとか。

すきま風が冷たくて、
これなら火鉢のないほうがましだと、毎度うらみがましく思ったと
母は笑いながら話していました。


コピー機の時代になっても、
師匠はカレンダーの裏紙などを利用して、
教科書などすべて写本で手作りしておられ、

たまに母が旅行みやげに、筆や和紙を買って届けると、
恐縮するほど、大事に大事に、使ってくださったそうです。

もちろん、貧しいわけではありません。

そうした昔の習慣を、当たり前のように続けておられる自然さに、
もうこれは文化財だわ・・・・と、
感嘆するばかりだったと言います。



母が師匠のもとをやめてから後の出来事で、
僕の心に強く響いたことがあるのですが、
長くなってきましたので、
それは次回、お話させていただきたいと思います。
(もう一度、ちゃんと話聞き直しとかないと・・・(;´▽`A``)



手相にも人相にも関係のない記事に、
気長にお付き合いくださって、本当にありがとうございました。






セッション・講座メニュー


対面セッション、スカイプセッション、メール鑑定、親子鑑定ほか、各種講座の受付中です。
どうぶつの森  セッションメニュー&各講座のご案内 ・・・・・こちらから  

どうぶつの森  お申し込み・・・・・・こちらから    
どうぶつの森  お客様の声・・・・・・こちらから