ふと思い出したので、
今日は以前母が発症した、ちょっとめずらしい病気?のお話、聞いて下さい。
5~6年前になると思います。
夏のことでした。
母が発症したとき、そばで異変に気づいたのは父1人だったので、
これは後から父と、母本人から聞いた話です。
両親はその日、母の実家に出かけていました。
祖父母と笑いながら話をしていたとき、
突然母がバッグを持って、ふらりと立ち上がったのだそうです。
そしてそのまま外に出て行くのを見て、
父は異常なものを感じて、自分も後からついて出たのだとか。
母はひどくとまどった様子で、父に向かって、
「何でここにいるのかわからない。こんなこと、私始めて(゚m゚;)・・・・・・・」
と言ったそうです。
とっさに母の頭の中で、何か異変が起こったと感じた父は、
すぐに病院に連れて行こうと、
そのまま母を車に乗せ、途中の消防署から救急車に乗りました。
いわゆる『記憶喪失』・・・・・\(゜□゜)/。
病院で診断された病名は、『一過性全健忘』、
いわゆる記憶喪失のミニバージョンです。
ただ、テレビドラマのように
「私は誰?ここはどこ?」とはならず、
救急車の中でも、自分の名前や住所など、きちんと答えていたと、
父が言っていました。
エピソード記憶、つまり出来事に関する記憶だけが
ぽっかりと抜け落ちるのが特徴なのだそうです。
一過性全健忘は、通常24時間程度で後遺症もなく元に戻るもので、
50代以上の人が発症しやすく、10万人に5人程度の発生率だとか。
周囲は仰天しましたが、
母も病院で眠った後、ごく自然に記憶が快復しました。
これもよくテレビドラマにありますが、
記憶が戻ってから振り返っても、
記憶をなくしている間のことは思い出せず、
夢の中の出来事のようにもやがかかっていると、母は言います。
原因は不明らしいです。
テレビドラマのように、心に強いショックを受けたり、
またストレス説もあるようですが、
これと言って原因のわからないことも多いようです。
もしかして、
ご家族や周囲の方も、ある日突然発症するかも知れません(-"-;)。
ほぼ心配のいらない病気なので、
どなたの心にも負担をかけずに知っていただけるかと思い、
記事にさせていただきました

セッション・講座メニュー
対面セッション、スカイプセッション、メール鑑定、親子鑑定ほか、各種講座の受付中です。
セッションメニュー&各講座のご案内 ・・・・・・こちらから

