兄と僕は3つ違い。
僕の母は娘が欲しかったので、
2人目も男の子だとわかったとき、とてもガッカリしたと言います。
でも、やがて、
男の子同士の兄弟でよかったと、しみじみ思うようになったとか。
そのくらい、仲良しの兄弟だったそうです。
兄は、夜泣きの激しい赤ちゃんで、
僕は、眠っていてさえ声を出して笑う子だったとか。
兄は、お絵かきと絵本を読むのが大好きで、
ボール遊びなど見向きもせず、
僕は絵本を読み聞かせようとしても、
雨の中で三輪車に乗るような子供だったとか。
大人になると、もっと面白い違いがあらわれてきました。
F1だの高校野球だの、
一緒に夢中になることが多い一方で、
極端に興味の対象が分かれる分野があるのです。
兄は、古いものが好きで、
失われていくものたちを惜しみ、いとおしみ、大切にしようとします。
全国の遺構や廃線跡を訪ね歩いたり、
昔話やふるさとの古い写真を大切に集めたり。
だからお年寄りにも、とても優しい目を向けます。
反対に僕は、新しいものが好きで、
空港やビルや、これから人口が増えていく新しい町など、
未来に広がる、息吹と希望を感じさせるものに、
たまらない魅力を感じるのです。
感性が、まったく異なるのだと、つくづく思います。
だからこそ、こんなにも気が合うのかも知れません。
実は、
僕が記憶する限り、僕と兄は一度もケンカをしたことがないんです。
口論すらしたことないだろうと、両親は言います。
僕が反抗期の頃、自分自身でもうまく説明できないいらだちを、
いつもちゃんと理解して、
通訳のようにわかりやすく両親に伝えてくれたのは兄でした。
僕が進学のために家を離れることになったとき、
誰より寂しがってくれたのも兄でした。
最初の入社試験に落ちて、僕が涙声で電話をした夜、
兄はすぐさま車で駅に走り、電車に乗って、僕を励ましに行こうとしたそうです。
まあ落ち着けと、父に電話で止められたという話は、後に母から聞きました。
きっと、兄と僕は、
何度も何度も、共に人生を歩いてきた魂に違いなくて・・・・、
前世では親子か、もしかすると夫婦だったかも ((゚m゚;) なんて、
ちかごろ時々思うのです (;´▽`A``。
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