昔、母は独身の頃、犬を飼っていたそうです。
捨て犬だった雄の雑種で、名前はゴン太、
ゴンと呼ばれてました。
まあ、どうしようもないアホ犬で、
母が抱いているとバケツにすら嫉妬するわ、
電気コードをかじって感電するわ、
テントウムシが歩いていると、
怖くて自分の座布団にすら座れないという
情けなさだったそうです。
でも母は 「アホな子ほど可愛い」 と、
僕が知らないその犬のことを楽しそうに話してました。
で、本題はここからです。
誰にでも呼び間違いというのはあります。
両親が僕と兄の名前を呼び間違えるなんて、
そりゃ日常茶飯事です。
ところが先日、
久しぶりに帰省した僕に向かって、母が
「ゴン」 と呼んだんです!
はるか昔の飼い犬の名前をです!
「え~っ !! ((◎д◎ )) 」 という僕に、
母は、
「あ~、ごめんごめん。ついうっかり」 と、
涙こぼしての大爆笑。
「どうもイメージがかぶって。」・・・・・・って、
どういうことよ?