母の書道の経験では、字は心の成長と共に変化するものらしいです。
それは上手下手とは無関係だといいます。
だから、僕の精神年齢が幼いままで、字だけが成熟していく現象を見て
正直かなり不安だったとか。
やがて母はひとつの答えにたどり着きました。
『魂の話って耳にしたことがあるけど、
魂って、今見てる本人とは別に存在するらしい。
もしかしたら、東吾の極端に幼い人格とは別に
繰り返し生まれ変わった、成熟した魂が宿っているんじゃないか、
その魂が表面に出始めたんじゃないか・・・・・』
極端に違う精神性が共存すると、
もしかしてテレビドラマの二重人格みたいになっちゃうんじゃないか・・・・・という
心配もしたようです σ(^_^;) 。
母は心理学者でもなく、特に信心深いわけでもない、ごく普通の日本のおばさんです。
僕たち家族は、そのときの母の言葉を深く気にとめることなく
「なに訳のわからないことを・・・(~_~;)」と聞き流しました。
ところが、その後10年以上たって、
多くの先生方から似たことを言われるようになって、
正直びっくり。
素人のおばさん、・・・おそるべし・・・・・・・です(゚_゚i)
いや~、母から書道を習っておけばよかったと、
今しみじみ思っている僕です。
僕の長い昔話を、最後まで読んで下さって、どうもありがとうございました。