信じるって何だろう…
信じる者は救われる
などとよく言われていますが、信じるって難しいよな~と思う場面が、大人になると増えてきます。なぜ子供の頃は、あんなにも純粋に「白馬の王子さまが迎えに来てくれるの」とか「大人になったら、ヒーローになるんだ」と言えていたのでしょうか?
答えは簡単です。
自分が大人になれば、プリンセスやヒーローになれると信じているからです。
そこに、疑いや不安や絶望はありません。
純粋に「なれる!」と、ただただ信じているだけです。
しかし、大人になると様々な経験から挫折を覚え、現実を知ります。そして「叶わない夢もある」と確信してしまう時期がきます。
しかしその夢、本当に叶わないのでしょうか?
もし、「信じる者は救われる」という言葉が本当なら、夢は叶うものなのではないでしょうか?
今回は信じることの大切さをとりあげていきます
①自分を信じる事は、自分を認めること
そもそも人はなぜ、信じる心を怖れるのでしょうか?
筆者は信じることで、それが叶わなかった時、傷つくのが怖いからではないかと考えました。ではなぜ傷つくことを、想定してしまうのでしょうか?
先程「様々な経験から挫折を覚えて、現実を知る」と定義しました。筆者はこの経験がキーポイントだと考えています。
筆者のブログ内では良く「経験」の大切さをお話しています。様々な経験は、人生を豊かに彩ってくれるからです。それは、たとえ困難な経験、悲しい経験、腹立たしい経験だとしてもです。
しかしこれらの経験が信じる心を邪魔してしまうのです。人は自分の身を守るために、ネガティブな経験ほど強く記憶に留めようとします。その結果傷つきそうなことを避けてしまいます。
人生は谷があるから、山もあるのです。
何も起こらない、平坦な人生はありません。
仮に平坦な人生があったとしても、その人生は充実していると思いますか?良いことも嫌なことも起こらない、毎日同じ日の繰り返し…
筆者は考えただけで、うんざりします
大切なのは、この経験から何を学ぶかです。またその学び方にも、コツがあります。
失敗してしまった時に、あなたはどんな言葉を発しますか?
大抵の人は、
「あぁ…やっちゃった…なんて自分はダメなんだろう」
と自己否定しているのではないでしょうか?
しかしそれは、本当でしょうか?
人は失敗する生き物です。というより、失敗の経験があるからこそ、人としての成長ができるのです。なので自分を悲観するより、人としての学びを得たことに感謝する方が正解です。
つまり傷つくことを恐れず、自分は失敗しても大丈夫なんだと信じてあげるのです。それはやがて、自分を認める事に繋がります。
ダメな自分も、愛嬌があってかわいい
と思えた時、自分を認めることができたと言えるのかもしれません。
完璧な人より、「ちょっと影のある男性」がモテたり、「ドジな所がある女子」を放っておけなかったりしますよね
もっと自分を、認めてあげてください
②叶わない夢は自分を信じていないから
「お金持ちになりたい」
「モテたい」
「独立開業したい」
「結婚したい」
夢は人それぞれですが、おそらく、大抵の方が上記のように夢を口にしているのではないでしょうか?
そして、「夢は夢」叶わないよなぁ…
と心のどこかで感じていませんか?
それも、本当は単なるあなたの思い込みかもしれません。描いた夢は、叶えられるからこそ、思い浮かべるのではないでしょうか?
「俺は恐竜になりたい」
と本気で夢見る大人はいませんよねどう頑張っても、恐竜にはなれないからです。
しかし、「起業したい」「結婚したい」…
などの夢は、叶えられる可能性があるから夢見るのです。
では何が問題なのでしょうか
それが、自分を信じることなのです。
自分は夢が叶えられないと、違う方向に意識を向けてしまっていませんか?
その考えは、アウトです
その時のあなたは、変化を怖れる脳の罠にはまっています
脳はいつもフル回転で、様々な情報を処理しています。そのためちょっとでもサボろうと、面倒なことを考えないように仕向けてきます。
したがって私達は、新しい事、手間のかかるようなことに対して拒否反応をしてしまいます
私達は、自分の脳に操られているのです
じゃあどうしたら、脳の言いなりにならずに済むのか…
それは…脳に自分がしたいことが、いかに重要なのかを説得させるのです。
あなたには本来、そのエネルギーが備わっています。しかし大抵の人は、自分を信じることができず、諦めてしまいます。
思考は必ず、現実化します。
そんなことできるのかな~
と思われた方は、まずは自分を信じる勇気を持ってください
③ネガティブな言葉が信じる力を潰す
「言霊って何だろう…」の回でもお話しましたが、ネガティブな言葉にはマイナスのエネルギーがあります。
ネガティブな言葉を発し続けているだけで、様々なことがうまくいかなくなっていきます。また、言霊には時間差があります。
たとえ今、あなたがネガティブな言葉ばかりを発していても、良いことばかりが続いていたとします。
しかしそのいい流れは、次第に不運な方向に向かっていってしまうのです
筆者はかつて、働いていた職場で、何かと「2年間で決める」にこだわっていました。上司にも「何で2年間なんだ…」と言われました
当時の筆者は人生での悩みを抱えており、自分の中で「2年後に新しい人生を歩みたい。その為に環境を変えたい。ここには居たくない」と思っていたからです。
先程も言いましたが、思考は現実化します。
筆者のこの思考も、現実化しました。
勤務から2年3ヶ月が過ぎた頃、急展開の事態が発生しました。部署異動の話が持ち上がったのですが、その事で上司との間にトラブルが発生しました。そして最終的には辞めざるをえない状況に追い込まれ、たったの一週間で、自ら退職するはめになってしまったのです
ネガティブな感情や言葉は不幸を招きます。
愚痴、悪口、不平不満、怒り、嫉妬、憎しみ、妬み、ひがみ、見下す…全てのネガティブな思考は抱かないことをお勧めします
なぜなら、これらの感情は不運を呼び、明るい未来を潰してしまうからです。
④信じるって難しい…
あなたは信じていた人に裏切られたことはありますか?
人は人を裏切ります。
なぜなら、誰かを信じれば、その相手が自分の概念の中で想定した行動をとることを、期待してしまうからです。
裏切った相手からしてみたら、「自分は相手を裏切った覚えはない」という場合もあります。
つまり裏切り行為は、相手が作り出すのではなく、自分が作り出していると言うことなのです(もちろん、意図的な裏切り行為もありますが…)
「この世の中の全ての物事は、自らが作り出している」という考え方が、スピリチュアルの世界では言われています。
自ら発した言葉、考えた末の行動、避けてきた現実、体験してきた中でつくられた概念…これらが今の自分の人生をつくっているのです。
もしもあなたが、どんなに頑張っても自分の可能性や希望を叶えられるということを信じられないのならば、未来は好転していかないかもしれません
え~
と今思われた方、安心してください
解決策は用意してありますよ
それは………………
徳を積む事です。
徳を積むとは、他人のために力をつくす事です。たとえば、会社の廊下にゴミが落ちていたら、拾ってゴミ箱へ捨てます。または、スーパーの棚に違う商品が置かれていたとします。あなたは正しい位置に、その商品を戻してあげましょう。
徳を積むとは、そんな小さなことで良いと筆者は考えています。何も「階段を上るのが大変そうなお婆さんを、おんぶしてあげる」というような、大それた良いことをしなくても良いのです。
むしろ誰かにお礼を言われるような徳ではなく、誰もが気付かないような所で徳を積む方が、良いのかもしれません。
そんな小さな小さな徳が、やがて大きな喜びを運んできてくれるのです
というと、疑う方もいらっしゃるかもしれません。もう少し納得して頂くために、なぜそうなるのかをご説明します
⑤まとめー小さなことに感謝しよう
誰にも誉められない、小さな徳は、必ず誰かの役に立っています。ゴミが落ちていない会社の廊下は、誰もが清々しい気持ちで歩くことができます。スーパーの棚の商品が、正しい位置に戻される事によって、その店の店員さんの手間が省かれると同時に、他のお客さんが気持ち良く買い物できます。
確かにその行いが、誰かに「あの人がやってくれたのよ」と気付いてもらえることはありません。しかし、必ず誰かが見ていてくれます。
それは、「誰か」かもしれないし「神様」かもしれないし、はたまた…「自分自身」であるかもしれません
え自分自身
と思われるかもしれません。しかしこれはとても重要な事です。誰でも、良い行いをした後は、気持ちが晴れ晴れとするのではないでしょうか
小さな徳を積むということは、他人の為であり、自分自身の為でもあるのですそんな小さな徳を積むことができるような人になると、小さな事に感謝する気持ちが沸いてくるようになります
小さな事に感謝するとは、例えば今朝もちゃんと目が覚めて、生きている事に感謝できる。とか、大好きな人が今日も生きていてくれるとか、日常のあらゆる当たり前の事に感謝することです。
感謝する心が大きくなればなる程、心が穏やかになってきますすると必然的に良いことが起こってくるのです。というより、良いことが起こっていることに、気付きやすくなるのです。
要するに、私たちの身の回りには、良いことも、悪いことも、同じように起こっているはずなのです。しかし、心にゆとりがないと、悪いことばかりに目がいってしまい、良いことが起こっていても、気付くことができないのです
そしてこう言ってしまいます。
「あぁ…今日も良いことなかったなぁ…」
たった一度の人生です。
今日が良い日になるかどうかは、自分自身の中にあるのです
信じるものは救われる
筆者はこの言葉を信じています。
あなたは、信じますか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございました