今年の8月、
甲子園に出場しなかった高校3年生が
北海道に集まってリーグ戦を行う
LIGAサマーキャンプ
選手募集開始の時期が
近づいてきています。
この件もあり、
様々な方とお話する機会があるのですが、
甲子園を目指しているのに、
負けた時のことを考えるのは
どうなのか？
と思われる方も実際は多いと思います。
言うか言わないかは別にして、
指導者の方、
選手自身、保護者も、
負けた時のことを選手に伝えにくい、
選手として負けた時のことを考えてはいけないのではないか？
保護者としても負ける前提で子どもに伝えて良いのか？
負けた時のことを考えたら弱くなるんじゃないか？
確かに、
私自身が高校生の時に
このような話があったとして
どうとらえたかというと、
上記のように捉えていたのかもしれません。
しかしながら、今、
企画するものとして、
甲子園を目指すことと
サマーキャンプに参加申し込みすることは
決して相反するものではないと思っています。
なぜなら、
何のために高校野球をしているのか？
という原点に立ち返った時に、
甲子園に出場するためなのか、
それとも、
人として成長し、より豊かな人生につなげていくためなのか？
ご承知の通り、私は後者だと思っています。
甲子園に出場するためだけならば、
達成できたら全てOK
達成できなかったら何もないと
なってしまいます。
そうではなく、
人として成長するため、
より豊かな人生につなげていくため、
そのための1つの手段として
甲子園に出場する
レギュラーとしてその舞台に立つという
目標を持って取り組む中で
人として成長していく
のだと思います。
ならばサマーキャンプに参加することは？
人として成長するチャンスが
新たに1つ増えたということ。
甲子園を目指して全力で取り組む
出場できたらできたで
素晴らしいこと！
例え出場できなかったとしても
北海道で新たな仲間と出会い
様々なことを学びあい、
野球の技術も向上して次に向かう。
自身の人生を切り拓く。
そのように活用いただけるのではないかと思っています。
とはいえ、
様々な事情もあると思いますので、
全都道府県の甲子園出場校が決まるまで
参加者の募集、決定は行いますが、
一般に参加者のお名前を
公表する予定はありません。
また、甲子園出場時に
キャンセル料がかからないよう
調整しています。
それはそれでおめでたいことで、
ぜひ甲子園を目指して
夏まで全力で取り組んでほしい。
その上で、出場できなくとも
8月に北海道で
思いっきりプレーして
成長できる機会があります。
野球を通じて成長し、
人生を豊かにしていく。
甲子園を目指すことも、
サマーキャンプに参加することも
きっと同じ方向なのだと信じています。
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