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「1984」お稽古の日々。
とうとうラストまで到達。
後半色々切なくて、
出番ではなく後ろで
声だけ聞いていても胸が詰まる。


ここから更に細やかに掘り下げて
更に濃密に更に豊かにすべく稽古。
(前半の記憶が薄まりつつあるが…)
役柄が向かうべき道は決まったので、
その中で色んな折り合いをつけ
感情に押されすぎぬように
もっと楽しくいれるように。
小川さんはホントなんでもお見通しで
実感が伴わないと必ず
ピンポイントでノートが出される。
「ダメ出し」ではなく「ノート」。
本当にピンポイント。(私の場合)
あくまでも、提案。
あくまでも役者自身が考え感じて
トライしてみてね、っていう。
小川さんの言葉の選び方や例えは
とても具体的ですうっと馴染むのだが、
自分の心と役柄としての感情の
折り合いをつけることが案外難しくて
板挟みになってる自分がいます。
だからこそ稽古があるわけですが、
その全てを引っくるめて
楽しめる自分でいたいものです。


今回、芳雄さんとは初共演ですが、
不思議とあまり緊張もせず
その時間を過ごせているので
これは有難いことだなと思う。
同い年ということもあり
共通言語が似ていることもあるのかな。
共通言語が多いか少ないか、
これはお芝居をするうえで
とても大きなことだなと
改めて実感する毎日です。
全ての信頼に繋がっている。
それは実際の距離感とか
べたべた仲良くなるみたいなこととは
完全に別の話だったりします。
「1984」の稽古場は
適度な距離感と緊張感があって、
わたしはとても居心地がいい。