セルフカバーアルバム。
1999年にリリースした、
「カプチーノ」は、
林檎ちゃんとお喋りをして、
色んなお話をして、
彼女が俯瞰して見たであろう、
19歳の私がそのまま
冷凍保存されたような曲です。
私は19歳という年齢に
とても思い入れがありまして。
ずっと19歳でいたかった。
永遠に19歳でいたかった。
(そんなの有り得ないことは、
勿論よーく分かっていますが)
あの頃、見ていたもの、
好きだった人、
聴いていた音楽、
夢見ていたこと、
全てが輝いていました。
と思うのは、もうとっくに
過ぎ去った時間だからですね。
そこに現在進行形の感情は
残っていないけれど、
そっと蓋をあければ
あの頃の香りも空気も
全てがよみがえるような。
それを静かに吸い込んで、
19歳の自分と話をするのです。
今の自分に自信がなくなったり、
何も見えなくなったとき、
思い出を取り戻したところで
何も変わらないんだけど、
19歳の私の揺るがない熱量に触れると
未だに胸が熱くなるし
背中を押されるようで。
あー、懐かしいー。
レコーディングの時のこととか、
昨日のことのように思い出せる～。
そんなことを考えながら、
横浜へ行ってきました。
大さん橋ホールにて、
ちょっとしたレコ発2014。
リラックスした空気、
でも湿度は高めな艶っぽさ。
貴重な瞬間を目撃できました。