どうも、こんにちは
先日、愛知県民にはお馴染みのステーキのあさくまに行ってきました
サラダバーでテンションが上がっていた私の隣で、ある老夫婦が静かに食事をしていました
ふと視線を向けると、おばあさんが ごはんをフォークの背にのせて 食べているではありませんか
……えっ⁉️
それって今でもやってる人いるの⁉️
と思わず凝視
でも、なんだか不思議と懐かしい気持ちに
今回はこのフォークの背にごはんをのせるマナーについて、そのルーツや意味、今どうなっているのかを調べてみました!
いつからソコにのせてるの?
ごはんをフォークの背にギュッと押しつけて、こぼさないようにそーっと口に運ぶ
やりにくそうだけど、どこか丁寧なその姿勢
実は、明治~昭和期に定着した日本独自の洋風マナーだったのです
英国式?いや、誤解です!
この食べ方、よく「イギリス式」と呼ばれますが、実際のイギリス人はごはんをそんな風に食べたりはしません
ではなぜ日本で定着したのでしょうか?
イギリスの伝統的なテーブルマナーでは、
- フォークを左手に固定したまま使う(ナイフと一緒に使う)
- フォークの背に豆などをのせて食べる場面が一部に存在する
という形式があります
これは、ナイフで食材をフォークの背に「軽く支える」程度であり、ごはんのような粒状食品には使いません
しかし日本では、
欧米はフォークの背に食材をのせるらしい
↓
それがエレガントでマナーだ
↓
じゃあライスもフォークの背で食べよう
という流れで、断片的な作法の一部分だけが憧れとともに独り歩きしたのではと考えられます
西洋化への過剰な同調
- 明治以降、鹿鳴館をはじめとした西洋化が進むなか、上流階級では西洋の作法=教養と文明の象徴とされました
- 英国式マナーの一部が輸入され、それを体験した人々(外交官、華族、旧軍人など)が自国に持ち帰って教えました
しかし、それを再現する機会も資料も乏しく、見よう見まねの模倣から、奇妙な日本流のマナーが形成されたと推察されます
…なるほど、こんな感じで伝わってきたのかぁ
私も小さい頃、こんなふうに教えられてきたけど、いつからかやらなくなったなぁ
なんだか些細なことですが、その頃の思い出がフワッとわいてくる、なんだかキュンとする出来事でした〜
では、まったね〜