ソワレ観劇。
ナガさんいらしてた~\(^O^)/
ご一緒できて嬉しいです。
出演者一同、張り切っただろうなぁ(*^^*)

「フットルース」、進化してますよ!
音月さんも「…。」の記事で書いたレンと全く違ってきています。
あのレンが大好きだったので、ちょっと寂しいけど、終わってみればお見事、の一言。
全体が凄くメリハリがついて、一層ステキドキドキ
しかし、好き過ぎて語れません(^^;


今日は母をエスコート。
とても楽しんでくれましたキラキラ
「宝塚は、こういう明るい楽しいのがいいわね」ってドキドキ
「また観に来たいなぁ」ってドキドキ
「やっぱり、凄くいいね。歌もダンスもお芝居も上手いし。綺麗で。」
「それに、凄く、‘雪組’のトップらしいね」
とは音月さん評。
お世辞は言ってくれない母なので嬉しかったですニコニコ
かくして、柚希礼音&音月桂は我ら親子の二大巨頭となったのでしたドキドキ


結構これ、奇跡的だったりします(笑)
さすが守備範囲広いね、お二方!
メモメモφ(..)

「フットルース」

[音響]
初日、3階の音響が超悪で「梅芸3階ってこんなにヤバかった?」
しかし、1階センターで観劇された方も初日は音響が悪かったそうで、他日の3階の方が聞こえたと教えて頂く
他の1階席観劇の方にも初日は音響が…と教えて頂く。
soon音響問題は初日の調整が悪かったみたい。
以降、持ち直して、3階でも聞こえはかなり改善ニコニコ

[レン@音月桂]
個人的に、対アリエル@舞羽美海の表情をみるなら、下手。
オールモスト・パラダイスの煌めく瞳やアリエルへの愛情と信頼が溢れた瞳に包まれたり。
フィナーレのデュエットも力強くかっちょいい美海ちゃんに対する包容力を堪能できます。
笑顔で覗き込まれて魂抜かれましょう。
教室に座ると下手向きだし、ちょこちょこ美味しい下手。

クライマックスの対ムーア牧師@未凉亜希の表情を見るなら上手。
他の全てのシーンに対価するこの場面のレンを堪能するなら上手。
ムーア牧師へのひたむきな表情が、胸をうちます。
ここのレンの表情は画竜点睛、見えないはムチャクチャ残念。
レンの全てを凝縮した渾身のお芝居を堪能しましょう。

ダンスシーンは縦横無尽過ぎてどこでもOK。
運動神経のよさが分かる何気ない仕草やリアクションはどこでも映えるし胸キュン。

[ムーア牧師@未凉亜希]
対アリエルはどちらかというと下手。
カーディガン持って来たり、問答したり。
最後の夫人との実に良質なLoveシーンも、夫人を抱き寄せ覗き込む瞬間に悶えるなら下手。
レンとのクライマックスの牧師の表情をつぶさに見つめるのも…下手(注意訂正←ごめんなさいあせるごめんなさいあせる)。
静かな渋いお芝居を堪能しましょう。

まぁ、全身色気が滴ってるので、お好きな角度を…ってのが正解なのですが(^^ゞ



という、たった2回見ただけの勝手な感想(^^ゞ

さて…追加分を、どこにしよう…
観れるなら、どこでも万歳なんですけどねニコニコビックリマーク



(書き間違いごめんなさい…あせる
「真っ直ぐな高校生レンが牧師を改心させる話(笑)牧師が主役じゃん!」
ってな(超意訳)植木先生のお言葉通り、どこぞのフェリペさんなまっつpart2な「フットルース」(笑)

成長譚として見ると、実際のところフェリペ二世やイザベラ王妃の振り幅が最も大きかった「ドン・カルロス」ですが、作品の描き方としてはカルロスが問答無用の主役でした。
全ての人の悩みを背負って、動き、最終的に自分の成長(の最後の一歩。カルロスの成長はたった一歩、僅かな、そして遥かな一歩)を遂げる物語なので、皆の悩み苦しみ=カルロスの悩み&原動力な訳で。
描かれる全部のストーリーしょって立ってる訳です。
全てが彼に(心理的にも)集約されるべき要素として描かれるので、むしろザ・タイトル通り、主役としても比重の重い部類だよな、と感じていました。
恋い焦がれた運命の恋人や彼が無償で愛した国民が、彼を後押しする「最後の一歩」シーンがハイライトだし。

で、「フットルース」。
とても似ているけど、決定的に違うのは、主人公レンの心の傷、そして一歩を踏み出す‘レンの為の’自己解放の場面やナンバーが、ないこと。
カルロス初登場の銀橋のナンバーや、異端審問のナンバーに相当するものが。
主核になる‘親子の物語’に関わる他のメンバー、アリエルやムーア牧師や母親Sには、あるんですよ。大なり小なり。
レンにあるのは、溢れる思いのまま、周りの人々に語りかけるナンバーばかり。
その中で、彼は成長していく。
他人に働きかけ、励まし導こう(というより共に歩こう、というスタンス)とする中で、自らを成長させていく人物です。
カットされた3曲にその要素があるのか知りませんが。
ムーア牧師のハイライトナンバー‘NEVER’が無い(人づて情報・映画未見)のは非常に残念ですが、あのタイミングなら、普段の宝塚歌劇の作品なら、ムーア牧師から引き継いで、レンが心情を歌い上げるシーンです。
まさに牧師主役(笑)

レンって役は、成長譚の主役として、宝塚のトップが絶対たる‘トップ様の主演’として魅せきるには、実はかなりハードルが高い代物だな、と感じました。
低音で響かせる曲が多いのも女性には本来はキツイ。しかも動く動く!
カルロスの心理を方々に丁寧に繋げ、全てを吸引し纏め上げたのも素晴らしかったけど。
影で成長する主人公レンを「当たり前」に、華やかに力強く主役として描いた、
全てを掌握した音月桂に、乾杯。