てっきとーに参りますよm(_ _)m
登場人物Niceキャラ立て&Niceキャスティングが良かったですね

名前を列挙するのが面倒なくらい(笑)たくさん、イイ

って方がいた。
意外な収穫は田中麗奈ちゃんと窪田正孝君。や、意外だなんて失礼だけど私はこんなにいいと知らなくて。楽しみに観る役者さんが増えて嬉しい

窪田重盛は通例の重盛像より矮小に描かれたと思うけど、肩入れしちゃう人が多かったみたいで。
だって演技良かったし、対重盛の言い分に関わらず常に「白か黒か、0か100か」みたいな論評の清盛にうんざりしたのもあるんじゃない(笑)これも、こだわりまくり⇔THEシンプルの二極化の表現を感じるところでありんす。歩み寄ろうよ~。
あとね、無性に最近、「毛利元就」が観たいのだけど、あれって腹黒い策士元就が、自分より武将としてはずっと劣るけれど人柄の優れた長男隆元を実は愛していて、隆元は父や弟達に劣等感を抱きながら最後には自分らしい君主たろうとした時に殺されるじゃないですか。
あのエピソードが大好きで。
希代の知将毛利元就が、えげつない策略家元就が、自分にない徳分を我が子に見て叱咤激励しながらも内心焦がれるように愛していたのが非常に愛しくてですね。
長男を亡くした後の涙が胸に刺さったの。
掌中の珠、戦国でシビアに生きざるを得なかった元就の良心だったのかも、とか思いは馳せちゃうのだ。
清盛は重盛の母、明子に心底惚れていたし清盛にない清廉潔白さと負けない根性がある重盛をもっと愛すと思った。その心情が清盛の人物の幅を出すと。
懐に抱え込める度量が育っていると思ったし。自身、忠盛パパにあれだけ抱き抱えて貰って育ったんだからさ。
なのに重盛に‘清盛が望む’棟梁の役割を強いるばかりの父親だったのが…やや失望…一族Loveが清盛の個性なのにね。人間的には狭視的でエゴの権化って印象になりかねん残念さ。
それだけアイデンティティーを否定された幼少期に受けた傷が深いのかな。
かつ、清盛が「もののけの血」から「武士の魂」に生還したのは頼朝の蜂起が主因なんだけど、白河院には無かった家族の情や一族の結束があってさ、それは清盛が苦しみながら守り抜いたものじゃないですか。
前半戦であれだけ時間割いたのだから、もののけの血に打ち勝つ強力なツールと印象づけて欲しかったなぁ、もったいないなり、とも思います。