脳梗塞からの復活コンサート | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

脳梗塞からの復活コンサート

※色のついたところは、リンクが貼ってあります。

 クリックして詳細をご覧ください。

 

ラジオサンキューFM84.5

福祉番組「ともみとともに」

1時間、福祉にスポットをあてて放送しています。

 

本日のゲストは

今年3月に閉院した本郷眼科の院長

高柳泰世先生と、

娘さんの社会福祉法人日本介助犬協会

理事長の高柳友子さん。



 

長久手市にある

介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~

運営している

日本介助犬協会。

 

シンシアの丘の皆さまには、

何回かラジオサンキューに

出演していただいていますが、

今回のメインゲストは泰世さん。

 

8月に93歳のお誕生日を迎えられた泰世さん。

 

90代になっても現役で

患者さんの診察をされていた泰世さん。

 

遠方から先生を頼って、

通院されていた方も

多かったようですが、

昨年夏に脳梗塞を発症。

医師である友子さんの前で、

症状が出たのが不幸中の幸い。

驚異的な回復でしたが、

12月に2回目の脳梗塞を発症したのです。

 

それでも、懸命なリハビリと日々の努力で、

驚異的なスピードで復活。

後遺症で重度の失語症となり、

発語がなかなか難しいそうですが、

歌は歌えることに友子さんが気付きました。

 

童謡を歌ったり、

病室に持ち込めるように

本型のおもちゃのピアノを

友子さんが病室に持ち込み、

指一本で演奏練習をしたり。


そのピアノに自動演奏の曲が

たくさん入っていて、

「よろこびの歌」もあったのです。

 

女学院時代から第九(ベートーベン交響曲第九番)を

歌っていたという泰世さん。

合唱団に所属して、

第九を歌うのは、

泰世さんのライフワークのひとつ。

 

「第九を歌う!」という目標に向って、

親子二人三脚で努力を重ね、

夢の舞台が実現しました。

 

9月8日(日)愛知県芸術劇場コンサートホール

私もお招きいただきました。

広い会場は満席。

 





後半、合唱団の皆さんとともに

登場した泰世さん。

譜面係として友子さんが付き添うと

聞いていましたが、

泰世さんはまったく譜面を見ずに、

歌われていました。

そして、付き添いのはずの友子さんも、

出演者になっていました。

 

歌詞はドイツ語。

舌の使いかたが難しい発音も多いそうですが、

練習の積み重ねが見事に実を結びました。

 

第九=よろこびの歌・歓喜の歌

何度も出てくるフレーズ

「フロイデ(Freude) 」

毎日、何回も声にだしたことで、

「歓喜(フロイデ)」の瞬間が訪れました。

 

大成功の舞台のあとの懇親会。

泰世さんを慕う方々と

ご一緒させていただきました。

 



また日本介助犬協会 橋本久美子会長も、

東京からいらっしゃっていて、

泰世さんとの仲良しぶりも伝わりました。

 

亡くなられたご主人、

元総理大臣の橋本龍太郎さんの尽力で

身体障害者補助犬法が成立。

 

そのご縁から、

長年、協会を支えて下さっています。

 



たくさんの皆さんに愛されている

高柳家。

 

病を乗り越えて、

ますますパワーアップした泰世さん。

 

次回のステージも楽しみです。

 

本日の放送はこちらで聴けます。

2024年9月23日「ともみとともに」