フィリピンパブ嬢の社会学 | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

フィリピンパブ嬢の社会学

ラジオサンキューFM84.5

福祉番組「ともみとともに」

ゲストは「フィリピンパブ嬢の社会学」

著者の中島弘象さん。

 

 

 

 

中島さんが書いたこの実話が、

映画化されることになり、

このほど撮影も終了した。

 

ちょっと早くこの情報を

キャッチしていた私は、

原作を読んでいたので、

ワクワクドキドキ

 

舞台となる春日井市のロケには、

地元春日井市民もたくさん出演。

地元企業もスポンサーになって下さったり、

春日井市は、とっても盛り上がっているとか。

 

フィリピンについて、

もっと学びたいと中部大学から大学院に進学。

修士論文にフィリピンパブで働く女性について

取り上げようと実態調査のために、

フィリピンパブに出かけたのが、

なんと22歳のとき。

ホステスとして働いていた現在の奥さまと出会い、

交際がスタートし、結婚。

というストーリー。

 

学生がフィリピンパブ!?

フィリピンパブ嬢と国際結婚!?

 

とびっくりな内容なのだが、

本当のお話。

 

そして、その奥さまは日本に来るために、

斡旋業者の紹介で

日本人男性と偽装結婚していたとか、

パブの経営者は暴力団系とか、

さらにびっくりな話がいっぱい。

 

でも、奥様はとても誠実でまっすぐな方。

そして、家族思い。

本を読んでいるだけでファンになる。

 

多文化共生と言いながら、

実際にはまだまだ共生とは

言えない部分も多い。

 

在留資格を得るために、

偽装結婚をしなくてはいけなかった事実。

そして、珍しいケースではないと聞き、

びっくり。

 

中島さんも言われたように、

真面目に働きたいと思う人たち、

このまま住み続けたいという人たちのために、

受け皿を広げることも

大切なのではと思った。

 

現在はお子さんもお二人いて、

中島さんのご家族にも手伝ってもらいながら、

奥さまも日本での子育てを

頑張っているとのこと。

 

生まれ育った国が違うから、

考え方も違うだろうし、

分からないことも多い。

 

でも、逆にそれが、

中島さんのお母さんにとっては、

かわいい「娘さん」ができたと、

思えるのかもしれない。

 

お母さまも、とっても素敵だ。

 

この本を読んで、

私には知らない世界が、

まだまだたくさんあるんだなあと

感じた。

 

そして、強く思ったのは、

「幸せは自分でつかむもの」ということ。

 

数々の幸せを引き寄せた中島さん。

ぶれない生き方、

本当に素敵な方だと思う。

 

今日お話しして、

ますますそう思った。

 

 

 

来年の秋、公開予定という

 

「フィリピンパブ嬢の社会学」

 

公開を心待ちにしています。

 

ツィッター

 

映画「フィリピンパブ嬢の社会学」公式

 

本日の放送はこちらでも聴けます。

 

2022年10月10日「ともみとともに」