名古屋ビクトリー~障害者野球~
福祉番組「ともみとともに」
ゲストは名古屋ビクトリーのピッチャー
藤川泰行(よしゆき)さん。
名古屋ビクトリーは障害者野球チーム。
今年5月14日・15日に神戸で行われた
名古屋ビクトリーは優勝。
(大会2連覇)
またピッチャーの藤川さんは、
MVP(最優秀選手)に輝いた。
今年、26歳になる藤川さんは、
20歳のときにバイクで事故にあい、
左ひざから下を切断。
義足で試合に出場している。
障害者野球は障害種で
クラスが分かれるわけではなく、
知的障害の方も入るし、
上肢・下肢など人数の割合も関係ないと
教えてくれた。
また藤川さんのように
下肢に障害がある方は、
塁に出ることはなく、
打った瞬間に別の人が走るという代走が
認められている。
事故にあって切断を告げられて、
人生のどん底気分を味わった。
それでも気持ちを切り替えて、
義足で歩く練習を頑張ろうとしたが、
義足があわず、とても歩けなかった。
かなり落ち込んだ。
もうダメだと思った。
でも、義足を作った松本義肢さんが、
とても丁寧に対応して下さり、
励まして下さり、義足の練習も頑張った。
障害者野球を知ったのは、
お母さんが見つけた新聞記事。
小学校から大学まで、
ずっと野球をやっていた藤川さん。
(障害者野球って、きっとレベルも低いんだろう。)
そんな思いも心の中にあった。
練習を見に行ってびっくり。
レベルが高かった。
いろんな障害種の人がいる。
本当は入会するつもりはなかった。
高校3年生のとき、
藤川さんはベンチ入りできなかったが、
チームは夢の甲子園に出場した。
嬉しかった。
でも、もう野球はできない。
そう思っていた。
ところが偶然、名古屋ビクトリーの監督が、
高校時代の野球部の先輩だったことで、
入会を強く勧めてくれた。
導かれている・・・。
ずっとピッチャーだった。
でも、軸足が義足になったことで、
なかなか思うような球は投げられなかったが、
努力は裏切らない。
チームの優勝に貢献できた。
事故のときに救急車で運ばれ、
3か月の入院生活。
お世話になった看護師さんたちが、
退院後に開いてくれた会で、
今の奥さんと趣味の話がはずみ、
交際がスタート。
結婚して今は2児のパパ。
奥さんのご実家が瀬戸市ということで、
現在は瀬戸市に住んでいる。
4月に2人目のお子さんが
生まれたばかりということで育休中。
せっかくの制度なので、
子どもにじっくり関わりたいと、
ありがたく使わせていただいているとか。
話しを聞いていると、
幸せが伝わってくる。
失ったものもあるけれど、
得たものは限りなく多い。
うちの娘と同じ年齢の藤川さん。
あまりにも、しっかりしていて
びっくりだけれど、
素敵な大黒柱だと思いました。
今度は日本代表だろうか。
ぜひ、また出演していただきたい。
本日の放送はこちらで聴けます。
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