にしお特別支援学校開校 | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

にしお特別支援学校開校

ラジオサンキューFM84.5

福祉番組「ともみとともに」

ゲストはだっこの会 代表 中根愛子さん。

事務局長の藤田正之さん。

藤田さんは社会福祉法人せんねん村

すぷらうとの相談役もされていて、

お仕事は理学療法士。

 

今年度開校した愛知県立にしお特別支援学校。

学校をつくるために長年活動をしてきたのが、

重複障害児の親の会「だっこの会」

 

中根さんの息子さんも重複障害があり、

今春、にしお特別支援学校の

高等部3年生となった。

 

西尾市在住の中根さん。

息子さんが小さかった頃、

学校は岡崎になると聞いて愕然とした。

 

その後、療育園・しろばら園で

同じような思いの仲間と出会い、

学校を作るための活動を始めた。

 

私が中根さんを知ったのは

8年ほど前に西尾市で行われたシンポジウム。

シンポジストの中には

瀬戸市立特別支援学校(さくらんぼ学園)をつくるために

私も一緒に活動をしていた

さくらんぼの会の鍵谷会長もいた。

 

心惹かれるシンポジウムで、

番組で宣伝をさせていただいた。

 

理学療法士という立場から、

障害があるお子さんやご家族と関わる機会が増え、

西尾市の福祉をよくしようと、

早い段階でだっこの会を後押ししてきた藤田さん。

相談役を務める「すぷらうと」は、

重度心身障がい児・医療的ケアが必要な子どもたちを

対象とした児童発達支援、放課後等デイサービスで、

この4月に開所した。

 

今まで学校がなかったので、

こういった福祉サービス事業所も

ほとんどない。

 

まして医ケアの子が通える場所は、

とても貴重だ。

 

卒業後に通う場所や、

住む場所など、親の心配はつきない。

 

先月、開校前の内覧会に行かせていただいた。

愛知県初の知的と肢体の併設の特別支援学校。

知的のスペースと

肢体のスペースと

共用スペースがあり、

合わせるととても広い。

愛知県では初のことなので、

いろいろと戸惑うこともあると思う。

でも、きっとあちこちから、

視察もあり第2、第3のにしおが

誕生するのではと思う。

 

1年だけとはなったが、

息子さんが間に合って良かった。

 

愛知県全体を見渡すと、

「こんなに遠くまで通っているの?」という

地域はまだまだある。

 

もちろん、地域の学校に通って、

きちんと教育や療育も受けられて

交流ができればいいのだけれど、

お客さん状態になってしまうことも

少なくない。

 

私もさくらんぼの会の活動もそうだけれど、

春日台特別支援学校PTA会長時代、

役員の皆さんとともに

大村知事に陳情に行かせていただいた。

 

とくに署名活動もなく、

「尾張北東部に特別支援学校をつくる」と

明言していただき、

瀬戸市に瀬戸つばき特別支援学校ができた。

 

そんなこともあり、

内覧会では(左から)藤田さん、中根さん、

豊田特別支援学校を作るために頑張った伊藤さん、

私、鍵谷さん(赤い服)、

有名な近藤道弘先生と記念写真。

だっこの会の皆さんが

たくさん協力者を得て、

たくさんのつながりを大切にして

ここまできたこと、

本当に尊敬します。

 

いい学校になりますように。

 

愛知県発表の資料

 

にしお特別支援学校

 

本日の放送はこちらからも聴けます。

 

2022年4月11日「ともみとともに」