手すり騒動 | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

手すり騒動

我が家の玄関の手すり。

 

昔、父親が水道管(塩ビパイプ)で、

作ったもの。

 

 

 

 

↑これは違うところにつけてあるが

 これの少し太いもの。

 

すごいと言えばすごいけど、

やはり素人が作ったものなので、

不格好なうえ、安定感がなく危ない。

 

父は歩くのに杖をつきだしたし、

階段の昇り降りも辛そう。

やはり私も階段で

娘を支えることが大変なので、

手すりを作り直すことになった。

 

業者選びをしているときに、

はたと思い付いた。

 

もしかして、これは住宅改修費用助成対象になり、

娘の手帳で助成が受けられるのではと。

 

福祉用具ショップりんりん

順ちゃんにも相談。

 

やはりできそうだ。

「安くできる」と喜んで、

市役所に電話すると・・・チーンあせる

 

この住宅改修費助成というのは、

上限20万円で、1割負担で済むのだが、

使えるのは一生に一回。

なので、20万円近くかかるなら(またはそれ以上)いいけれど、

それより、かなり安いなら使うのはもったいないと・・・。

 

しかも、今ついているならば、

それを壊して何もない状態にしてからじゃないと

ダメらしい。

 

だから使うのはもったいないですよと、

担当の方の説明。

 

結局、業者に聞くと、

手すりをつけるのに「10万円ぐらいかかる」とのこと。

 

意外に高い・・・。

10万ということは、

補助を使えば本来1割の1万円だけれど、

もう10万円がなくなる。

 

もしも、将来もっと不便になって、

玄関バリアフリーにした場合、

あのとき半分残った10万円を使いたい!

というわけにはいかない。

 

家族会議の結果、

父が「どちらにしてももったいない!」

「よし、わしが作る!」と

びっくり発言ガーン

 

父の手すり作りが始まりました。

 

まず足場のコンクリートを壊し、

手すりをつける支えの部分を

取り付ける。

 

「仕事早いね~」なんて言ってたら、

あっという間に手すりをつけてしまった。

 

しかし、手すりはステンレス。

 

 

 

 

翌朝、娘が握ると冷たすぎて飛び上がる・・・ガーン

ステンレスだと、

夏は熱くなり、冬は冷たくなる。

感覚過敏の娘には無理。

 

母からダメ出し。

早速、買い直しに行く。

 

今度は素敵な木目。

母もお気に入り。

 

寸法を間違えてのこぎりで切ってしまう。

(あとから聞いた)

接着剤つけて養生テープでとめて、

くっつくのを待っていたらしい。

 

長いこと養生テープがついているから、

不審に思い聞いてみると

「もうくっついているからとってみてん」と

言われる。

 

ちょうど私が腰を痛めていて、

体重かけたら、すく取れた・・・。

 

 

 

 

また買い直し。

 

今度はきれいについたが、

向きが違う。。。

このボコボコのすべり止めが

上を向いている。

 

そして、またまた母からダメ出し。

「色が違う」

 

 

 

 

 

 

 

「素材がちがう」

「向きがちがう」

「色がちがう」

 

まるでイミテーションゴールドだ。

(分かる人しか分からない・・・)

 

母が前のほうが扉と同じ色で良かったと。

「もうこれでいいよ」と言ってみたが、

結局、また買い直すことになった。

 

いくら使ったんだろう。

手間暇と父の労働時間を考えたら、

業者さんに頼んだほうが良かったのでは・・・。

 

現在は、母のお気に召さない色の手すりが

ついていて、

新しい手すりは、立てかけてある。

 

 

 

 

コロナ自粛の最中ですが、

外で一人で作業をするのは

気晴らしになっていいのかもしれない。

 

とにかく、まずは無事に寸法を間違えずに

切ってほしい。

と心から願っている。

 

後日談:

息子さんが車いすという友だちに住宅改修費助成の話しをすると、

「え~、うちはこの前、車椅子で楽なように

バリアフリーにしたけど100万円かかった!

そんな助成があるなんて知らなかった・・・」と言われ

「もっと早く知りたかった」と落ち込んでいた。

 

お互いに慰めあったのでした。

 

しかし、あちこちに放置してある、

失敗した手すり・・・。

何に使うんだろうか・・・爆  笑