一銭陶貨~七億分の一の奇跡 | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

一銭陶貨~七億分の一の奇跡

あの東京の文学座さんから、

瀬戸弁指導というお仕事をいただきました。

 

その昔、うちの事務所に

「名古屋弁指導」

「東濃弁指導」の依頼があり、

先輩方が仕事をされているのを

見ていたことがありました。

 

※写真はお誕生日に友だちがくれたコースター。

 

まさか「瀬戸弁」にスポットがあたるとは・・・。

というのも10月に文学座さんが、

瀬戸を舞台にしたお芝居を

東京で上演するというのです。

 

タイトルは「一銭陶貨~七億分の一の奇跡~」

第二次世界大戦末期のお話。

 

金属不足に対応するため、

陶器で貨幣をつくろうと瀬戸市に

白羽の矢がたったが、

さんざん振り回され結局世に出ることがなかった

「一銭陶貨」

そのお話です。

 

しかも、脚本は佃典彦さん。

名古屋市在住で、

長久手市劇団 座☆NAGAKUTEでも

講師をされていますが

いくつも大きな賞を受賞されていて

全国区で活躍されています。

 

脚本読んで涙しました。

めっちゃいいお話です。

演出の松本祐子さんも

名古屋市出身とのこと。

 

どんな風に仕上がるのか

楽しみです。

 

さて、その瀬戸弁指導。

まずは脚本の瀬戸弁変換。

 

いろんな方に相談をさせていただきました。

 

最終的にあちこちで推薦もいただいて、

大きく協力をいただいのは

川本雅之さん。

 

瀬戸弁といえばKAWAさんだとか。

ご協力ありがとうございました。

 

台本の直しに、かなりの時間を費やし・・・。

続いて録音。

 

「瀬戸の役者」ということで

ご依頼をいただいたので、

一人で全部のキャストのセリフを

読むつもりでしたが、

やはり分りづらい・・・。

 

半分収録したところで、

それを聴いた夫から「ダメ」の声がかかり、

最初からやり直すことに・・・。

 

しかも、男性キャストは

自分の舞台本番を間近に控えた

夫がやるという。

 

まずは瀬戸弁「レクチャー」

そして収録。

さすが役者だ・・・。

 

確かに二人でやったほうが、

伝わりやすい。

 

しかし私の部分も夫の部分も

編集も撮り直しもいっぱいあせる

 

かなり苦労しましたが、

無事に完成いたしました。

 

ご要望にこたえて、

がっつり瀬戸弁にしたため

分かりにくい表現も多くあせる

ですので実際には伝わりにくいところは、

もとのセリフでいくそうです(#^.^#)

 

ただいま文学座さんはアトリエ公演の

本番中。

松本祐子さんの演出です。

「スリーウィンターズ」

9月15日までです。

 

その後、一銭陶貨の稽古が

スタートするとのこと。

 

本番は

「一銭陶貨~七億分の一の奇跡~」

10月18日(金)~10月27日(日)

 

紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

 

前売スタートは

9月17日(火)です。

 

詳細はこちら

「一銭陶貨~七億分の一の奇跡~」

 

ぜひ、皆様観て下さい。

もちろん、私も行きます。

 

そして、いつか瀬戸市で

この舞台ができますように。

 

今回、このお仕事を通じて、

「瀬戸弁愛」が増しました。

 

もっと瀬戸弁を知りたい。

教えてもらいたい。

深めたい。

伝えていきたい。

 

そう思いました。

 

瀬戸弁研究会、

立ち上げたいですね。

 

ご協力いただいた皆様、

ありがとうございました。