愛知県医療療育総合センター開所式 | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

愛知県医療療育総合センター開所式

先日、3月16日に

愛知県医療療育総合センターの開所式が

行なわれました。

 

この名前を聞いても

まだピンときません。

 

旧コロニーです。

(愛知県立心身障害者コロニー)

 

2016年6月に第1期工事が終わり、

リハビリセンターとこばと棟が完成して、

そのときも開棟式の司会をさせて頂きましたが、

今度はいよいよセンターの開所式。

 

今回も司会をさせていただきました。

テープカットも行いました!

まさに感無量です。

 

昭和43年から始まったコロニーの歴史。

 

22年前の元旦、

生まれた地元の陶生病院から

ここに救急車で転送された娘。

 

入院中の3ヶ月間、毎日通いました。

当時は面会時間が午前、午後と分かれていて、

コロニー内の喫茶店で時間をつぶして、

午前も午後も面会していました。

 

退院後も内科、整形、眼科、

時々、中京病院からいらっしゃる先生にあわせて

心臓も診てもらっていました。

 

そして、リハビリもこちらでした。

付き添い入院もよくしました。

 

敷地内の特別支援学校(当時は養護学校)には、

小学部から通いました。

最初は毎日、迎えに行っていたし、

PTAもやりました。

今も親の会同窓会の役員です。

 

そして、結局今も診察はありますし、

発達研究所の倫理審査委員もさせていただいています。

 

だから、ここに来ると本当に落ち着きます。

そう、こんなにずっとご縁が続くとは

思ってもみませんでした。

 

娘が入院中は、

なんてところに来てしまったんだろう。

と正直思ったこともありました。

 

障害児者ばかりで、

どこを見ていいのか分からなかった。

 

80歳ぐらいのおばあちゃんが、

50歳ぐらいの知的障害の息子さんの

手をひいて歩いている姿を見て、

私もああなるんだろうかと

真剣に戸惑ったこともありました。

 

いろんなところがボロボロで、

付き添い入院も不便でした。

 

でも、先生も看護師さんも、

本当に温かい方ばかりで、

いつも「みゆちゃん」と声をかけて下さり、

またなぜか必ず診察で仲間に会えて、

いつの間にか大好きな場所になりました。

 

今となってはボロボロが懐かしい。

 

取り壊しはこれからですが、

新しいセンターで25日から診察もスタートです。

 

一般の方も内覧会に

たくさん来て下さいました。

私もしっかり見させていただきました。

 

落ち着いた頃に

総長と記念に写真を撮りました。

後ろの陶壁は瀬戸市が誇る陶芸家、

加藤唐九郎先生の作品です。

 

定光寺の愛知県労働者研修センターから

持ってきたものだそうです。

 

各局、取材が来ていました。

 

お弁当食べながらニュース観ました(#^.^#)

私もちらっと映ってる(#^.^#)

 

上の写真はNHKですが、

CBCニュースは→こちら

 

皆さまへの記念品は

春日台特別支援学校の生徒が作った

コースター。

センターのマークです。

 

箱は訓練校(今はないのですが)の

生徒が作ったそうです。

素敵です。

 

 

今でも、昔見て不安になった

あの光景を思い出します。

 

80歳ぐらいのおばあちゃんが、

50歳ぐらいの男の人の手をひいていた姿。

 

親子ですね。

 

不安だったあの気持ちは、

今は私の希望になっています。

 

あんな風に親子で

元気に歳を重ねることができますようにと。

 

1月の大村知事の臨時会見が

Youtubeで観ることができます。

音が出ますのでお気を付けくださいね。

愛知県医療療育総合センターについて