広武さん、成人おめでとう!
福祉番組「ともみとともに」
ゲストは今年成人式を迎えた赤林広武(ひろむ)さんの
お母さん博美さん。
昨年12月25日の中日新聞「つなごう医療」で
赤林広武さんのことを知った。
そのときの出口有紀記者の記事
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2011年のこと、通っていた中学校の前で
広武さんは車にはねられて
脳に重い傷害を負った。
命は助かったが意識が戻らず
「遷延性意識障害」と診断された。
人工呼吸器をつけて
寝たきりの状態ではあるけれど、
危篤状態は脱して2016年3月から
在宅で生活している。
8年前のこの事故のニュースを
私も覚えていた。
だからこの新聞を読んだ時は、
とても感激して嬉しかった。
「参加していいんだろうか」
最初はそう思ったという博美さん。
もちろん、地域の新成人として、
許可なく参加できるのは当たり前。
でも、いろいろと悩んだようだ。
でも、ママ友の後押しや
訪問診療をして下さっている
野田先生がいろいろと動いて下さり、
新聞にも紹介された。
直前に入院をしてドキドキもしたけれど、
迎えた当日、体調も良くお天気にも恵まれた。
私も素敵なシーンに立ち会わせてもらいました。
ドライアイスやキャンドルの演出にびっくり。
同じ瀬戸市でも地域によって、
全然違うんですね。
いつも来てくれている
柊訪問看護ステーションの看護師さんが
あわせて4人も来て下さっていました。
皆さん、お仕事というよりも、
家族のように嬉しそうでした。
そして、お母さんだけでなく、
お父さん、高校生の弟さん、
そして、博美さんのお姉さん。
中日新聞の記者さんも、
取材にいらっしゃっていました。
效範連区の皆さんの心遣いも素敵でした。
みんなで力をあわせて232名の新成人を
お祝いしようと一生懸命でした。
「乾杯」
初めは後方で見守っていましたが、
途中からはお友だちに囲まれて
過ごした広武さん。
調子が悪くなったら、
途中で帰ることも考えていたとのこと。
でも、アラーム音が鳴ることはなく、
お昼をはさんでのビンゴ大会、
記念撮影も参加して、
無事にお開きまで参加できました。
そして、終了後に、
別の小学校で成人式をすませた
中学校バスケ部のメンバーが
広武さんに会いにやってきました。
バスケ部のメンバーで、
バスケットゴールの下で記念写真。
ピカピカのオーダースーツに、
かっこいい靴。
大人になった広武さんは
笑っているように見えました。
本当に嬉しかったんだろうな。
私もトライの看護師さんが
写真を撮っているときに
ちゃっかり参加。
そして、同級生の仲間の嬉しそうな顔。
広武さんがみんなに会いたかったように、
みんなも広武さんに会いたかったんだなあと
思いました。
医学・医療は日進月歩。
いつか広武さんが、
「成人式嬉しかったよ」と
話すことがあるかもしれない。
そう、未来には
何がおこるか分からない。
体調崩さず、笑顔で成人式が迎えられて、
本当に良かったです。
広武さん、ご家族の皆さんが、
これからも幸せを感じる体験が
いっぱいできますように。
成人おめでとうございます。
本日の放送は、
こちらからも聴けます。
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