自立
「ともみとともに」のゲストは
自立生活センターekumo(エクモ)
代表の小林敦さん。
小林さんは脊髄性筋萎縮症という
進行性の障がいで歩くことができず、手の自由もほとんどきかない。
でも、名古屋でヘルパーさんの介助のもと一人暮らしをしている。
24時間、365日ヘルパーさんを
組み合わせて自立しているのだ。
そして、重度な障がいがあっても
自立したいという人たちの支援を
している。
小林さんは、瀬戸生まれの瀬戸育ち。
幼稚園や保育園は行けなかったが
小学校は地域の学校へ行くことを
本人が望み、ご両親も努力をされた。
お母さんの送迎と学校での介助。
そんな条件だったそうだが
入学してすぐに送迎だけでいいということになった。
地元の八幡小学校で1年生のときに
担任をされた深見先生(現在、長根小学校校長先生)が取材に応じて下さり
当時のことを振り返り、小林さんに
サプライズでメッセージを下さった。
深見先生は小林さんの生き方を
とても喜んで下さった。
小林さんも話していたが
深見先生に出会わなかったら
ずっとお母さんが付き添っていたかも
しれないと。
深見先生を訪ねたとき
当時の写真を何枚か見せてくれた。
車いすにのった小林さんが
みんなに溶け込んでいる。
特別ではない。
大切なことを肌で学び
成長しあう。
インクルーシブの大切さを感じた。
実は10代後半から20代前半まで
私は小林さんのお母さんと一緒に働いていたことがあった。
敦さんの送迎の間、パートで働いていたお母さん。
私はウェイトレスのアルバイトをしながら芝居をしていた。
当時は話を聞いてもあまり状況が
飲み込めなかったが
今なら子どもの「今」のために
そして「未来」のために
努力できる気持ちがよく分かる。
小林さんに会えて良かった。
「自分のことは自分で決める」
とても大切なことなのに
実はなかなかできない。
私も自立について深く考えるきっかけを頂きました。
スタジオで写真を撮り忘れ
食事をしているという情報を聞き付け
写真を撮らせて頂きました☆
ありがとうございました。
