言葉 | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

言葉

本日のゲストは、せと・しごと塾のお仲間でもある言語聴覚士・長谷川智子さん。


昔、娘が訓練に通っていた頃

病院でお会いしたことはあったけど

まさかこういう形で再会できるとは・・・。

只今、一緒に勉強中!


言語訓練はしゃべるためだけの訓練ではない。

                                     
林ともみの ともみ と ともに・・・。

言葉が出るためには理解が必要。


例えば「くるま」という言葉を覚えても

くるまが何をするものか

どんなものなのか理解できなければ

実用性がない。


コップにたくさん、たくさんお水を入れて

それが満タンになったら、やっとあふれだす。

コップを満タンにしないとあふれない。


言葉を出すということを

そんな風に例えて下さった。


娘はなんごもない。

「あー、うー、バババババー」


こんな音も出すことができない。


でも、最近理解していると感じることが増えた。


他の人の会話を聞いている。


「お風呂の湯、入ってる?」と誰かが言うと

服に手をかけ、脱ぐ真似をする。


夫からの帰るコールには、すぐに反応して

玄関に迎えに行く。


レジの「ありがとうございました」という店員さんの声や

知り合いとの立ち話で「じゃあね」と言うと

頭をぺこりと下げたり、バイバイと手を振る。


状況を理解しているのだ。


今でも「いつかしゃべるかも」というかすかな希望はあるけれど

言葉以外のコミュニケーションのとりかたでも

周りが理解できればいいと最近は思える。


嚥下の話も伺った。


娘は食べることが上手ではない。

訓練で、かなり唇の使い方などが上手になったが

まだまだ。


まだ咳こみが続いているので嚥下の検査も

久しぶりに必要かも。


食べること、舌の使い方や歯の使い方・・・・娘は苦手だ。

丸飲みはしないが、食べ物をなかなかつぶせないので

口に残ってしまう。

よくかんで食べるって意外に難しいのかもしれない。


家族と同じものを同じ形状で食べることができたら

どんなにいいだろう。


「コンビニでお弁当買って食べようよ。」


「やっぱりお昼はマックね。」


こんな風にしてみたい・・・とずっと思っていた。



でも、今日は長谷川さんと話しながら

哺乳力がなくて

チューブで頑張ったときのことを思いだした。


大きくなることはないかもしれない・・・と言われた娘。


でも大きくなったよね。


これからも娘と会話(?)を楽しみながら

楽しく食事をしていきたいと思いました。