いのち
我が家にとって大切な4月1日がやって来た。
娘は1996年12月31日に産まれて
翌年4月1日にコロニーを退院した。
娘が初めて外の空気を吸った日。
コロニーから家に帰る途中、桜がとてもきれいで
ふらりと東谷山に立ち寄って桜の木の下で写真を撮った。
あれから13年。
毎年、この日に同じ桜の木の下で写真を撮っている。
しだれ桜なので遅咲きのため
全く咲いてない年もあった。
今年はとてもきれいに咲いていた
午前中はなんとか雨も降らず、傘を差さずに行くことができた。
いのちって重い
人生は思い通りにならないことが多いけど
きっと神様が与えた課題なんだろう。
13年前、娘を抱いていると何人かの人が
「かわいい」と寄ってきてくれた。
「なんだか小さいね。産まれたばっかり?」
「3ヶ月です。小さく産まれたので・・・」
「大丈夫よ。小さく産んで大きく育てれば・・・」
あの時の私には「障がいがあって」と言う勇気はなかった。
そして、今日慎之助が車椅子を押し、美優はニコニコ得意気。
「かわいい」
そんな声が聞こえた。
嬉しかった。
そうだ。
私にとっては世界一かわいい子どもたち。
大切な大切な二つのいのち。
何も言わなくても車椅子を押してくれる慎之助。
いつの間にか坂道でも最後まで押せるようになった。
駐車場に着くと雨が降り出した。
雨の中、パパが車椅子をたたんでいると
慎之助も車に乗らず、雨の中パパの手伝いをしていた。
ありがとう。しんくん。
ちなみに今日は私たち夫婦の入籍記念日でもある。
(結婚式は2月11日。婚姻届を出しそびれていたんですよね。)
昨日は羽島市の画家・山田真己さんの絵を見に愛知県美術館ギャラリーに行った。
「形象派展」に出展。
しかも名古屋市教育委員会賞を受賞。

すごい
真己さんは、脳性マヒ。
首が座っていないので、寝て足の指に筆をはさみ
絵を描く。
一枚完成させるのも大変な時間を費やすと思う。
ダイナミックで温かい絵
コンサートに行ったり、画集を出したり
真己さんのいのちは輝いている。
そして、お母さんや周りの方たちの愛に包まれている
幸せがにじみでている作品でした
(真己さんの笑顔が見たい方は、私の昨年3月のブログをご覧下さい。)
4月4日(日)まで愛知県美術館8階ギャラリーで開催中です。