息子とともに手話! | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

息子とともに手話!

私は 手話サークルに入っている。

もう 10年以上・・・。


きっかけは 独身の頃、仕事で街頭インタビューした人が

たまたま 聾唖者で 身振り・手振りで話をしたら喜んでもらえたことだった。


帰りぎわに「いつか手話を勉強します」と紙に書いて 約束をした。


それから結婚して 娘が産まれた。


娘は 先天的に障害があり、産まれてすぐに肺が破れ

生死をさまよった。

命はとりとめたものの、3ヶ月間入院。

生後1ヶ月のとき、21番の染色体の上下が欠損して丸くなっている

「21リング・モノソミー」と宣告された。


当時、報告例だけだと 世界で100人。

歩くことも しゃべることもないかも・・・と言われた。


私は子育てに追われ、必死だった・・・。

手話を勉強するという約束なんて すっかり忘れていた。


ミルクを飲まない。体は硬い。入院ばかり。

発作が多い。歩かない。しゃべらない・・・。


でも あるとき、 しゃべらない娘の気持ちが分かるようになった自分に

気が付いた! 「お腹すいた・・。」  「寂しいよ・・・。」


「言葉じゃないんだ・・・。」


そのときに あの日の約束を思い出したのだ。


初めは 一生懸命で 愛知県の手話スピーチコンテストで

準優勝したこともあった。


しかし・・・息子が産まれ ますます忙しくなり

ずっと 休んでいた。

忘れるのは 早い。一度覚えた表現も使わないと忘れる。


息子も3歳まで英会話に行っていて「See you~!」なんて

言っていたのに 今は 何にも言えない・・・。

そんなもんだ。


そして、数年前から また手話に行きだした。

息子も一緒に行っている。

仲間がみんな あったかい。

勉強というよりも ほとんどおしゃべりに行っているという感じ。

本に頼らないほうが いいらしいが

私は 家でも時々 「あの単語 なんだったかなあ。」と思うと

本を出して確認する。




林ともみの ともに・・・。


手話の上達は かなりゆっくりだが 息子とともに

みんなとの手話での会話を楽しんでいる。