名古屋で朝5時半から『テレビ寺子屋』っていう番組をやっている。
目が覚めたので、何気なく寝ぼけながら見ていたんだけど、
途中から、メモとエンピツを枕元に持ってきて気になる言葉を書いていた。
今の日本は、
『攻め裁く > 許し労わる』
『他人を責める > 自分を責める』
という状況になっているからおかしな出来事が後を絶たない。
『攻め裁く < 許し労わる』
『他人を責める < 自分を責める』
という気持ちを持つことが人生において大切なことだと講師の方が言う。
そのためには、『おかげさまの世界』を感じないと難しい。
『恵まれている』という気持ちがなければ、感謝の気持ちが生まれない。
そういえば、相田みつをのことばにもあったっよね。
『いいことはおかげさま わるいことは身から出たさび』
自分が幸せになりたいと思ったら、『自分だけ』ではなく、『みんなで』なんだよね。
お年を召した方(だけではないけど)、「なるほどなぁ~、そうだよなぁ~」って、
思うことを言う人たちの根本の考え方って、結局みんな同じなんだよね。
(↓↓↓以下、『テレビ寺子屋』ホームページ より抜粋)
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第1555回「いいこと思っていい人になる」
日本人の心のベースには「みんな仲良く助け合い」というものがあると思います。
この精神は古くから日本人の生活の中に溶け込んでいて、心だけではなく物にも現れています。
例えば着物は少しサイズが合わなくても着られますから、妹が姉のお下がりを着ることもできます。
また、提灯は周囲を照らしますが、懐中電灯は一点しか照らしません。
最近感じることは、日本人が代々大切にしてきた生活様式はもちろん、
「みんな仲良く助け合い」のような温かい心までも失われつつあるように思います。
こんな話があります。ある人が、ペットボトルに水を入れ、その中にご飯の残りを入れました。
一つには「ありがとう」、もう一つには「バカヤロウ」と毎日声を掛け続け、
残りの一つには何も声を掛けませんでした。
この中で一番最初に腐り始めたのはどれでしょうか。「バカヤロウ」と言われ続けたものだと思うでしょう。
しかし、実際は何も声を掛けられなかったものだったというのです。
この時にふっと思ったんですね。人間の体の約六割が水であるとするならば、どうでしょうか?
ちょっと恐ろしいですね。
私たちは愛情の反対は憎しみであると思いがちですが、実は愛情の反対は無関心なんです。
日本人が失いかけている温かい心、それを取り戻すためにこの言葉を思い出しました。
是非みなさんにも覚えてもらいたいと思います。
「いいこと言って いいことして いいこと思って いい人になる これが日本の道」
講師/(財)修養団相談役 中山靖雄
昭和15年熊本県生まれ。学習院大学卒業後、
文部科学省所管の社会教育団体(財)修養団に入団。
常務理事、伊勢道場長などを務め、現在は相談役。
平成12年、文部省(当時)社会教育功労賞を受賞。
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わたしもまだまだ、『他人を責める > 自分を責める』 だなぁと思う・・・。