保険診療と保険外診療を併用する混合診療について、
一部の診療や薬を認める「例外枠の拡大」で決着した。
政府の規制改革・民間開放推進会議は「原則解禁」すべきだと主張しているが・・・
・日本での医薬品の承認に時間がかかりすぎる
・全面解禁すると医師が効果もはっきりとしない薬などを勧める事態も予測される
・安易に認めると製薬会社が時間のかかる厚生労働省の承認を得ようとせずに、
未承認のまま販売する可能性もある
以前、TVの特集で乳がんの手術と混合医療についてやっていたのを見たが、
日本では、乳がんの切除と乳房の復元は、保険診療と保険外診療。
手術としては、切除と復元は別になる。(いっしょにすると保険適応外になってしまうため)
女性としての精神的苦痛を考えると、ガンを切除してなるべく元の通りに復元できれば・・・と願うのは当然であり、“患者にとって何が最も望ましいのか?”という視点での議論を
して欲しいと思う。