魔法の餌木に救われる | 毎日釣りのことばかり・・

魔法の餌木に救われる

みなさんこんにちは。アオリイカシーズン始まりましたね。

自分が通ってる腰越漁港の蒼信丸さんも今月20日からアオリイカを開始して昨日の25日が最初の土曜日でした。

10日前に釣友のともっきーに予約をお願いしてなんとか釣座を確保できました。ありがとうともっきー。


当然のことながらアオリイカ船は16名の満員御礼。

我々の釣座は左舷の胴の間です。


空模様は小雨。潮回りは中潮。出船時の6時頃に満潮で12時ごろが干潮です。

せっかくの土曜日、雨は行楽にはあいにくの天気ですが、ことアオリイカ釣りに限れば絶好のイカ日和。

シーズン緒戦、小雨、相模湾のオフショアの風。もう期待しかありません。


さて、6時前に出船。

船は鎌倉沖へ。

スタート餌木は今年の春に実績があった昨シーズンに買った新し目のものにしました。

ですが、30分間沈黙。

雨模様なので周りはポツポツ釣れています。右舷は活発、我々の左舷もミヨシ側で連発。なんだか焦ってきました。


それならば「魔法の餌木」をと。


この餌木。当ブログでは何度か登場していますがGT-59TBという型番。

自分がアオリイカ釣りを始めた25年前から何度も助けられた餌木です。何度かロストを繰り返してこの個体が4本目、3本目をロストしたあとメルカリで偶然見つけて購入したものです。


いつもは釣れない時間が過ぎる後半戦に投入しているのですが、今回は早めに釣果が欲しくて6時半にこの餌木にチェンジしました。すると、


8秒に一回しゃくったショートロッドがズン!と止められた。

キター!!


コレコレ!文字通り煽るようなイカの引き。

アオリイカのこの重量感って何故こんなに心地よいんでしょうね。


開始30分で、魔法の餌木にチェンジした直後、本命型見る。540gのオスでした。


ところでアオリイカ釣り、それも中オモリ式のシャクリ釣りってストイックな釣りですよね。船長の指示棚を守って一定のリズムでシャクリ続け、いつ来るかもわからないイカの乗りを待つ。


釣り開始から釣れない時間が長く過ぎていくと精神的に追い込まれます。ですから早い時間に本命型見て今回はメンタル削らずに過ぎました。

自分は「アオリイカは一杯でOK」です。


その後、魔法の餌木は温存して他の餌木でローテーションしました。ですがなかなか次が来ません。

周りはポツポツ取れてて江ノ島沖にポイントを移動した10時ごろには船中7連荘も。

完全に自分もともっきーも蚊帳の外。

周りが釣れてて自分に来ない時は焦るものです。

この時合いに乗り遅れたくない。


その一時の確変タイムに釣果を出せず辛くなってきて「もう一回頼ってみよう」と魔法の餌木を2度目の投入をしました。すると、


棚で潮に馴染ませた餌木をしゃくって8秒待っているとショートロッドの竿先がクンと押さえ込まれた。

まるでティップランで釣りしてる時みたいに。すかさず合わせるとイカが乗った。



10時30分、2杯目が。これも魔法の餌木。390gのメスでした。


昼近くになると雨が強くなってきました。でもアオリイカ釣りに雨は大歓迎。きっとまた時合いがくるはず。

でも、12時には干潮、潮止まりの時刻に。

残りあと一時間ほど。船は西に移動して烏帽子岩周辺へ。

魔法の餌木はもう使わない、と決めて餌木ローテーション。



そこで「ちょっと待てよ、これは初心に戻ったほうがいいかも」と思いついて、


ここ数年使っていなかったオレンジマーブルの餌木を選択。この餌木ってマーブルサクラダイが流行ったかなり昔の型番ですよね。

この餌木に替えてみると、、。


またまた8秒ステイの間に竿先がモタレる感じが。

合わせるとズン!といたイカの乗り。まるでマルイカ釣りのよう。


3杯目は530gのメス。

もう充分です。


そうして13時過ぎに沖あがり。



結果、納得の3杯。

ともっきーは終始バーチカルティップランで攻めていたけどこの日は不発。残念でした。

船中は0-7で右舷で活発のようでした。

今回は魔法の餌木に救われましたがクラシカルな餌木も捨てたものじゃないと再認識できてよかったです。


帰港後帰路へ。途中遅めのランチをとって17時に帰宅。

釣れたイカはひとつだけ捌いてあとは冷蔵と冷凍。

晩御飯は、天ぷらにしました。


下足とエンペラの天ぷら。抜群にうまい。

これをツマミにビールを飲みながら日本シリーズ観戦。

推しの阪神タイガースも勝利して気分のよい一日になりました。


次回のアオリイカは11月後半の予定。魔法の餌木に頼らずに頑張りたいと思います。