望月のアオリイカ | 毎日釣りのことばかり・・

望月のアオリイカ

「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」
藤原道長が詠んだ望月の歌。千年前に道長が観た月が今日(11月16日)の満月だそう。

朝5時45分。江ノ島の奥にその望月が浮かんでました。

道長はこの世は一片の欠けもないほど我が世と思われたようですが、現実自分の我が身を思うと思い通りにならないことばかり。

仕事のことはさておき、馬券は外れるは買った株は下がり売った株は上がる。それは日常茶飯事。そして釣りも思い通りには行かない。その代表格がアオリイカ。


2024年11月16日。

望月の朝、まだ暗いうちにアオリイカ釣りが始まりました。

夜光の入った新品の餌木でスタート。

「暗いうちに釣れたらいいね」隣のともっきーとそんな話をしていましたが...

釣れない、乗らない、気配がない。

前回は朝マズメに調子良く釣れたのに今日はダメ。同行のホタぞうさんも苦戦してます。


指示棚と一定のリズム。

中オモリを使うシャクリのアオリイカ釣りはその二つを守れば必ず釣れる釣りです。

そんなに難しい釣りではないです。

でも、思うように行かないのがこの釣り。

やるべき事をキチンとやっているのに。


そんな中、シャクリアオリイカ船でバーチカルティップランをやっているともっきーにヒット!

良型のアオリイカが上がってきました。

船中もポツリポツリと。

気配が出てきた。


澄み潮にはコレ。2001年にアオリイカ釣りを始めた時に吉祥寺丸勝で買ったもの。

こいつを投入すると餌木が抱かれた感触。乗らなかったけどイカの気配が。


もうすでに11時。気配が出てきた、釣れる気がする。

ここで自分にとっての魔法の餌木、GT-59TBを新品開封して投入。さあ、釣るぞ。

と、まもなく。

「模様がよくないのでスミイカモンゴウイカ狙いにします。ハリス2m、オレンジの餌木」との船長アナウンス。


はあ、スミモンゴウだと⁈ボウズ上等でアオリ狙いなのに。

まあ、しょうがない。乗合船だから船長指示は絶対。

そして船は江ノ島の西へ。


オレンジの餌木、ハリス2m。底から棚を取ってアタリを待つのがスミイカ釣り。東京湾で何度かやってるから要領はわかってる。

すると、イカのアタリが。


ほら、スミイカ!と思ってたらコレはシリヤケイカでした。とりあえずイカは釣れたけど微妙な気持ち。オレが求めてるのはコレじゃない!


ほんと思い通りにはならない。

最後、アオリイカ狙いに戻しましたが13時ゲームオーバー。


結果、シリヤケ1杯。

船中0-4、16名で16杯。

ともっきー健闘の2杯、ホタさん残念。


以前、聞いたことある。満月の日はアオリイカ釣れないんだってよ!

思うようにはいかないのが世の中だよ、道長さん。望月のアオリイカは撃沈でした。