魔法の餌木に救われる(part3) | 毎日釣りのことばかり・・

魔法の餌木に救われる(part3)

このブログでアオリイカのテーマの記事をご覧いただくと「魔法の餌木」というのがよく登場します。

コレが魔法の餌木。アオリーQの型番GT-59TB。

実は昨年の11月6日にこの魔法の餌木二代目をロストし今回のアオリイカ釣行に新しいパッケージを開けたのでした。魔法の餌木三代目。


というわけで、昨日アオリイカ釣りに行ってきました。

釣船は腰越漁港の蒼信丸さん。

10日前の朝8時ちょうどに予約電話を掛けたのになかなか繋がらず、8時12分にやっと予約出来た釣座は16名定員の最後のひとつ、左舷胴の間(ミヨシから4番目)でした。

これまで20年以上中オモリ式のアオリイカ釣りやっていますが左舷胴の間で釣るのは多分2回目。

なんだか嫌な感じはしていました。


ともかく6時少し前に出船。

最初のポイントは江ノ島沖の24m。

スタート餌木はオレンジマーブルを選択しました。

空は曇天。波はなく少し北の風が冷たい。

潮は澄んでいますが昨日はシケてたらしいので釣れる雰囲気は山盛りでした。


餌木をブラウン系に替えた6時半、8秒間隔てシャクっているとイカが餌木を抱いた感触!

すかさず合わせると一瞬イカの重みを感じてスカッと抜けた。どうもカンナがイカに刺さらなかったようです。

乗りは無かったけどイカは居る。前向きに考えてました。

その後、ブルー系の餌木に替えてみるとまた抱かれた感触が。それも乗りまで至りませんでした。

そんな中、左舷ミヨシの方が船中1杯目を上げる。それでも連チャンはなく渋〜い展開。

8時を過ぎた。釣れない。

では、

魔法の餌木三代目、投入。

これで1時間粘ってみるもののノーヒット。

神経がどんどん削られます。

船は江ノ島沖から鎌倉沖の海域をポイント替えながら流して行きますが船中釣れるのはポツリポツリ。


11時。あと残り2時間くらい。

「20分ほど走ります」とのアナウンス。

ここで気分を一旦リセットしてみる。

ハリスも新しいものに交換して、「棚を守る」「シャクるリズムを崩さない」それだけやっていれば必ず釣れる。そう信じて。


船は烏帽子岩周りから平塚の黄色い観測塔周りへ。ラスト1時間。もう一度魔法の餌木を投入。

でも釣れない。やはりこの澄塩にはブルー系がいいんじゃないか?流し替えのタイミングで餌木交換しようと魔法の餌木を見てみると、新品のはずなのにイカの噛み跡がある。

「気づかなかったけどイカが抱いている」

よし、この餌木を信じよう。


12時45分。

観測塔周り24m。シャクった餌木に何かが引っ掛かったような感触。

リールを巻くとブルブルっとした生体反応。これは魚かも?疑心暗鬼に巻き上げると次はズーン、ズーンとした本命らしき引きに。

「頼む!アオリであってくれ!」そう願いながら中オモリを持ってハリスを手繰る、と海面に炭が!「やったイカだ!」

中乗りさんかタモ取りしてくれて、


やりました!もう諦めてた。ボウズ覚悟してた。

緊張の糸がプツリと切れたような感覚。一気にカラダから力が抜ける。

この抜け感がたまらない。


釣れたのは魔法の餌木でした。


嬉しくて中乗りさんに記念撮影お願いしました。


画像では大きく見えますが450gでした。

でも会心の一撃です。


13時10分、沖あがり。終了間際の一杯、痺れました。

船中釣果は0-2。2杯は2名とのことなので16名中型見れたのは8名ってこと。曇天なのに厳しい日でした。


14時帰港。帰路へ。

16時半に帰宅。

今日使った餌木を潮抜きする。これだけの餌木をローテーションしました。魔法の餌木ばかりを使っていたわけではないんです。

でも本当に頼りになりますね。もう市場では売っていない型番なのでロストしないようにしなければ。


一杯の貴重なアオリイカは、下足とエンペラを天ぷらにしました。

胴体はグリーンパーチ紙に包んで冷蔵庫に寝かせます。熟成アオリイカを食べるのが楽しみです。


こうして一日が終わりました。

ストイックでドラマチックな展開の逆転劇。

ひとつの釣果でも満足釣行になりました。

今回もツイッターでの応援、ご祈願をありがとうございました。