ゼロかイチかのイカゲーム△○□ | 毎日釣りのことばかり・・

ゼロかイチかのイカゲーム△○□

みなさんこんにちは。

巷ではNetflixのイカゲームが流行ってますよね。

自分も遅ればせながらエピソード2まで観始めました。

でも、本当のイカゲームと言えばアオリイカ釣り。2週間前に続いて昨日再び腰越漁港の蒼信丸さんへ行ってきました。

10日前に予約した釣座は右舷ミヨシ。

潮上で有利だろうとの予測で選びましたがさあ、どうでしょうか。


今回のアオリイカ釣り、イカゲーム風に課題を定めるとすると、

「制限時間内にアオリイカを1杯以上釣れなければ脱落」でしょうか。

でも、この日は晴天で澄潮。アオリイカ釣りには不向きな条件です。

さて、課題はクリアできるでしょうか。


定刻少し前の5時50分に出船。

港を出た船は進路を東へ。

最初のポイントは鎌倉沖の25mダチ。

ちょうど日の出の時刻ごろに釣りがスタートしました。


開始まもなく右舷オオドモにヒット、そのあと右舷胴の間の2人にヒット。

ポツポツながらイカが上がってきます。

しかし自分にも、そのお隣さんにもイカは来ず時間は過ぎていきます。

日が昇る前には釣りたい。

8時までには一つは釣りたい。

といつも願ってこの釣りをやっていますが今回は渋〜い展開。

アオリイカ釣りらしいストイックな時間が流れます。

釣れる気配すらないので、「今日はダメかもしれない」と弱気になっていく自分。

時刻は9時半。何度か餌木を替えたあと、

昨年買った手持ちの中では新しい餌木にチェンジしました。この餌木、イカの噛み跡あるけどまだ実績のないもの。つまりイカは抱くけどバレる餌木。

でも次のエース餌木に育てたいと思ってる餌木なんです。


すると、8秒に一回しゃくってたロッドがズン!その直後スカッと乗りが抜けて「またバラした」と思ったら次の瞬間また乗った!

いつものアオリイカの手応えと少し違うヒキでリールを巻いてくると確かにアオリイカ。

上乗りさんにタモ取りしてもらうと餌木のカンナは下足ではなくエンペラに掛かってました。

アオリイカ釣り始めてもう20年になりますがスレ掛かりで釣れたのは初めて。

後検量400gのメスのアオリイカでした。


スレ掛かりでも一杯は一杯。

隣のお兄さんからも「貴重な一杯ですね」のお言葉をいただきました。

これでイカゲームの課題はクリア。

気持ちがスーっと軽くなります。

メンタルが削られたあとにひとつ取れた時の気分の抜け感がこの釣りの醍醐味ですよね。


その後、また釣れない時間が流れていきます。

左舷ミヨシのロングロッドのおじさんが頭抜けて釣っていますが他は沈黙。

時刻ははや12時。船は腰越沖に戻ってきて定置網周りの38mと深いポイントを攻めます。


それではそろそろ(必ず釣れる)魔法の餌木を投入。

この頃、空には雲がかかってきて。

左舷ミヨシにヒット!左舷胴の間でヒット!

いいなぁ、と思ってたら自分のロッドにもガツン!!

うわ、手応え違う!重い!

ズーン、ズーン、とした心地よいヒキ。

上乗りさんがタモを構えてイカが上がってくると、「ゆっくり寄せてきな、カンナに掛かってないから」とのアドバイス。

見るとイカは餌木を横抱きしててカンナには掛かってない。それでも無事ネットインするとすぐにイカは餌木を離しました。

危ない危ない。またバラすところでした。

取れたのは型のよいメス。あと検量700gでした。

秋イカとしては良型で痺れる一杯となりました。


その後、悲しいことが。

2杯目を釣ったあと、魔法の餌木を使い続けてたら根掛かり。なんとこの宝物をロストしてしまいました。


実はこの餌木はもう一本買い置きがあってスペアとはなるんですが、しばらくはこのパッケージは開けずに置こうかと思ってます。

次のエースを育てなくては、と。


釣りの方は、沖あがり間際にお隣さんにも一杯きてイカゲームクリア。

そして13時15分にゲームセット。

船中0-7、14名乗船で計19杯。

ゲームクリア出来なかった方も数名出た様子。

自分としては課題も達成して満足度の高い釣りになりました。




しかしこんなにメンタルやられる釣りを何故好んでやってるんでしょうね。

やめられないイカゲーム。次回も頑張ります。