2021年初釣りタチウオ | 毎日釣りのことばかり・・

2021年初釣りタチウオ

皆さま、あけましておめでとうございます。
コロナ禍で2回目の緊急事態宣言が発令されてしまいましたが、この成人式の三連休いかがお過ごしでしょうか。
自分は土曜日の9日は大人しくステイホームしていたんですが暇で暇で。もともと休みの日にはじっとしていられない性分なので外出自粛はなかなか辛いんですよね。オマケに天気予報を見たら10日の日曜日は凪予報。
もう我慢出来なくなって新安浦港の長谷川丸さんへ予約の電話をしてしまいました。

日曜日の朝4時に起床。
一路横須賀へ。

5時半ごろに現地到着。
夜はまだ開けていなく空にはナイフのような三日月が綺麗でした。

釣り物は餌釣りのタチウオ。
釣座は右舷のミヨシを確保。
出船時刻が近づいてくると釣り客が集まってきて右舷に天秤仕掛けの餌釣りの方が6名。
左舷にルアーとテンヤ仕掛けの方が7名。
そしてこの日は取材日だったらしく、つり情報の記者さんが乗ってきました。

7時15分出船。

ポイントは走水沖の70mほどの水深。

コノシロ餌を1本針仕掛けに付けて投入。
着底後5mほど底を切ってから15mほどの棚をシャクリながら誘います。

自分は小刻みにシャくる派。
リールハンドルを半回転させながらロッドを常に細かく上下させながら誘います。

するとアタリが。
でも針掛かりしてくれません。
2回ほど餌を取られてアタリがあるからこのシャクリパターンで良いのだな、と思い続けていると、横に記者さんが来て取材された。
「長谷川丸さんはよく来られるんですか?」
「タチウオ以外にはどんな釣りをされるんですか?」とかの質問に答えていると、シャくるロッドがグッと食い込まれた。
すぐに合わせると魚が乗ったんだけど一瞬でバレた。
うーむ、残念。

このバラしが痛恨。
そのあとはアタリすら無くなった。

周りを見てると皆さん苦戦中のようなのですが胴の間のベテランさんがポツポツと竿を曲げている。
どんな誘いをしているのか観察してみると、ゆっくりとしたシャクリ。

そうなのか、と思いゆっくりとシャくってみる。
でも釣れない。
今度はリールハンドル一回転でシャくる。
これもアタラない。

あれやこれやとシャクリのリズムを変えて試してみるけど全くダメ。



沖では船団が構成されているので他の船の釣り師のシャクリパターンも観察。
やはり小刻みに誘ってる方が多い様子。

なかなか正解が見つからず時刻は10時に近づいてきた。船中はポツリポツリと釣れてるみたいでボウスは自分だけの様相に。
「初釣りからボウスは勘弁して」
と願いながら。

船長「水深70m、べた底から10mまで反応あります」のアナウンス。
一応上まで探ってみるかと50mまで誘い上げてもう一度底まで落とそうかとリールクラッチを切ったら仕掛けが落ちていけない。

「あれ?オマツリかなぁ」
半信半疑でリールを巻くと重みが。
電動のスイッチを入れると竿先を叩く反応。

あら、釣れちゃった。
釣った感全くなし。
でも最初の1本なのでようやく記者さんが撮影に来てくれました。

フェイスマスクを付けてるので怪しい写真なのがお恥ずかしい。
型は後で計測すると97センチでした。

その後、やはり小刻みシャクリが自分には合ってる、と信じて誘いを続けました。

すると今度も棚の上まで誘ってくるとなんか違和感が。その違和感があった棚でリールを巻くのをやめてゆらゆらと誘ってみるとグンと竿が入った。

ようやく2本目。
今度は自分で掛けた感があって少しホッとする。

その後、
今度は小刻みシャクリの途中でグンと竿が入る。
ようやく期待通りの掛かり方。

3本目。
その後はアタリが遠く、11時40分沖あがり。

船中1-10とのことなので難しい日だったみたい。

数としては寂しいけど3本あれば食べる分には十分なのでヨシとします。

天候も朝方は冷え込みましたが陽が昇るにつれてポカポカ陽気になり海も穏やかでしたのでまずまずの初釣りになりました。

12時過ぎに帰港。
帰路の道路も空いてて14時には帰宅できました。

午前船は楽でいいですね。
道具片付けてゆっくりしてからタチウオを捌きました。


夜は正月用に取っておいた八海山の大吟醸とタチウオの炙り。
もう脂ノリノリで醤油を弾くほどでした。

食べるにはほんと3本で十分でしたよ。負け惜しみではなく。捌くのも楽でしたし。

こうして美味しい冬のタチウオを堪能して一日が終わりました。
外出自粛が出来なくて申し訳ない気持ちはありますが満足感のある三連休の中日になりました。

ありがとうございました。