入院8日目 人間の回復力はすごい
2010年1月26日 11時15分
一昨日に比べ、昨日。
昨日に比べ、今日。
人間の回復力はすごいです。
日に日に良くなっていく自分を確実に感じれます。
ああ、自分の身体もすてたもんじゃないなぁ、と妙な関心をしてしまいます。
回復度は70%と言うところでしょうか。
なにかベッドに横になっているのが不自然にすら思えてきます。
ただ、
一回に吸い込める空気の量が、
手術前=2700cc
現在=1000cc
とがた落ちしてしまいました。
肺の左半分(左肺上葉)を取ってしまったのだからしょうがないですね。
残った肺での日常生活には支障はなく、この残った肺を鍛えるのが重要だそうです。
頑張らなくては。
そうそう。
実は切除した肺をカミさんがデジカメで撮影したのですが、あまりにグロイ画像なのでUPはやめておきます。
その代わり、現在の傷の状態を掲載します。
自分では傷跡を見れないので、先ほど担当医師の若い方に撮影してもらったものです。
左胸の側面を撮影したもの。
青い矢印が、スコープを挿入した穴です。7mmくらいの傷だそうで、すでに塞がってます。
赤い矢印が、手術時操作左手用のマジックハンドを挿入した穴です。1.2cmくらいの傷口。
これもすでに塞がってます。
緑の矢印が、右手用のマジックハンドを挿入し、左上葉部を摘出した穴です。
肺はかなり大きな臓器ですが、3センチほどの傷口から引き出した模様です。
ドレンチューブもこの穴に挿入されていました。
この一番大きい傷も、ほとんど塞がりかけているようです。
退院後は入浴も出来るそうです。
医学の進歩ってすごいですね。
今回の手術で呼吸器外科の部長先生を筆頭に4人の医師にお世話になりましたが、手術執刀してくれたK医師(呼吸器外科部長)のことを改めて調べてきたら、なんと胸腔鏡下手術の第一人者でした。
彼のことを紹介しているHPが、
http://www.meiitv.net/cancer/dr_kouno.html
になります。
知らないうちに、大変高名な名医師に手術をしてもらってたんですね。
おかげで、こんな短期間に一つの区切りをつけることが出来そうです。
勤めている会社の社長が、今回のことを「強運だ」と表現していました。
まだ、心の整理がきちんと出来てはいませんが、
肺がんに冒されたことは不幸としても、この程度で済みそうな状況を体感すると、
「オレってついてたのかも・・・・」
との思いが沸いてきます。
明日は退院。
まだ、ゆっくり出来る時間がありますので、いろいろと考えをめぐらせてみようかな、と思います。