カギのプロ兄さん
おとといのタチウオジギング釣行の際、実は大変なトラブルが・・
今日はこのトラブルについて書こうと思います。
お昼の12時に船が船宿の真前に着いて、ロッドとタックルボックスとタチウオが1本だけ入ったクーラーボックスを抱えて船を下りたわけです。
そして船宿に預けてあったクルマのキーをもらって後部のハッチを開け荷物を積み込みました。
着替えをするため、キーはテールゲートに置き、フィッシングウエアと長靴も仕舞って積み込み完了。
ハッチを一端閉じて、手を洗いに宿の中に。
さっぱりとしたところで、さて帰るか・・・と思ったらクルマのドアが開きません。
ロックは掛けていないはずなのに・・
ボクの車って(今はほとんどのクルマがそうだろうけど)、キーにロック&アンロックのボタンが付いているのね。
それを押した記憶もなく、キーは手元にもポケットにもなく、後部ハッチに置いたという記憶だけははっきりしていて。。
キーがない、クルマのドアもハッチも開かない。
さあ、困ったぞ。。
幸いなことに、携帯電話は胸ポケットに入っていた。
さて、、、
ヤナセに電話するか、保険会社に電話するか、、、?
少し迷ったけど、地元のヤナセに掛けてもここは横浜金沢八景だからアテにはなりそうもないし、、、と保険会社ロードサービスセンターに電話。
電話帳に登録してあってこれもよかった。
「いかがなさいましたか?」
「クルマにキーを閉じ込んじゃって・・」
と相談をしたら30分ほどでカギ屋さんを手配してくれるって話。アリガタイ。
コンビニ弁当を太田屋さんで食べながら待ってると、カギのプロ登場。
とても頼もしく見えるお兄さんでした。
「すぐに開きますよ」とこれも頼もしいお言葉。
専用工具を駆使してカギのプロ兄さんは作業に取り掛かります。
10分経過・・・開きません。
20分経過・・開きません。なんか様子がおかしいぞ。
30分経過・・・カギのプロ兄さんは携帯で電話をし始めた、、、。
仲間にアドバイスを求めてるらしい。。
作業を見守っていると・・
「お客さんのクルマはセキュリティが高くて、どうもこれはピッキングじゃ開きそうにありません」
「じゃどうすんの?」
「カギを作るしかなさそうですね・・ただロードサービスではカギを作る分は別料金なんですよね・・」
「いくら?」
「4万円ほど」
えー、4万円掛けるんだったら電車で自宅まで往復してスペアキーを持ってくるわい。
そう、覚悟を決めたとき。
「シリンダーは回るんですよね・・・」
「え、シリンダーは回るの?あのさ、このクルマ、カギで開けるときはシリンダー回しながらドアレバーを引くんだよ(カギのプロなら当然知ってると思ってた)」
「あ、そうなんですか」と作業再開。
専用工具で鍵穴をピッキングして、、シリンダーを時計回りに回して、、ドアレバーを引くと、、
「ガチャ」
開きました!!!
でも、でもですよ、開いたのはドアだけで、後部ハッチは開きません。
ボクのクルマ、インジェクションにキーを挿さないと電気が通じず、オールドアのアンロックが出来ないみたい。
後部座席から荷物スペースに顔を突っ込んでみてみると、、、
あちゃー!
カギは後部ハッチに挟まってるじゃないですか。
わずかにキーホルダーが見えますが、引っ張ってもビクともしません。
ここでカギのプロ兄さん、再登場。
エアーで隙間を広げる道具を持ってきた。
その道具を後部ハッチの隙間に挿入して空気を送る。
わずかだけど少しづつ隙間ができて、、、
キーホルダーが掴めるようになって、、
強引に引っ張ると、、
やった、抜けた。
トラブル発生から1時間半。
クルマのカギはようやく自分の手に戻ってきたのでした。。
どうやら、、
後部ハッチを閉めた時にキーを挟んで、その衝撃でロックボタンが押された様子。
こんなこともあるんですね。
カギのプロお兄さんには、丁重にお礼を申し上げておきました。
「お兄さん、ありがとう!!」
そんなこんなで、釣りで疲れた体に、精神的な疲れを追加してしまって、
「本当にいろんなことに注意しないと何が起こるかわかんないよね!」
と一人納得。
帰りの環八渋滞も身にしみました。