「ブラック・ティ」山本文緒

山本文緒の短編集「ブラック・ティ」を読んだ。
漫画のようにかるーく読める一冊。
ブラック・ティとは紅茶の一種かなと読み始めたがバラの花の一種でとても高価らしい。
そんなことはこの物語集にとってはどうでもよいことなのだが、この本の表紙に「ブラック・ティ」と付けるところがなかなかニクイ。
読み始めて20分で最初の一遍「ブラック・ティ」は終わるのだ。
え、もう少しひっぱれるだろ!このプロット。。
と思ったら、名残を残す間もなく次の作品に移るのだ。
読み進むうちに、この短編集のグランドデザインがなんとなくわかってきた。
小さな罪、罪悪感、自己反省。そして、、許す、とゆうか許容する。
私なんか(オレなんか)、極悪人ではないけど結構罪深い、、でも「しょうがないでしょう・・みたいな弱さ。
みんなそうさ、精錬潔白で生きてるヤツなんかいないよ。