福井晴敏「川の深さは」 | 毎日釣りのことばかり・・

福井晴敏「川の深さは」



福井晴敏「川の深さは」を読んだ。
これって、シリーズ物だったんだと初めて知りました。
「Twelve Y.O.」に続いて「亡国のイージス」と繋がってるんですね。

警視庁と自衛隊と、裏組織のソルジャー達。
必ず、錬度の高い若いソルジャーと、美貌と頭脳明晰を持ち合わせた女性捜査官。
それに、さえない中年の自衛官が出てくる。
日本の防衛能力を、北を含む外敵脅威からの有事の際には守れるはずのないものと、これら連作の中で警告している。その集大成が「亡国・・」だったんだね。

亡国・・を既に読んでいたので、福井のパターンはすぐなじめストーリーの複雑さの割には割りとすっきり読めた。

アパッチヘリで、市ヶ谷を脱出するシーンは圧巻。
そんなことありえんだろ、と思いつつ楽しめました。

ついでに、「Twelve Y.O.」も一気に読破できました。