私がまだ子供だった頃、近所のお友達がリカちゃん人形で遊んでいるのを見て、自分も欲しくてたまりませんでした
小学校の低学年の頃、お正月に家族でデパートに行きました
デパートのおもちゃ売り場の前を通ったら、リカちゃん人形がずらりと並んでいました
その隣に、パピちゃんという、リカちゃん人形よりは少し安い人形も並んでいました
私は、両親は高いリカちゃん人形は絶対に買ってくれないと確信してたので、パピちゃん人形なら買ってくれるかもと思って、その場所から動きませんでした
親から、「もう行くぞ」と急かされましたが、私は欲しくてたまらなかったので動きません
すると、とうとう親は根負けして、パピちゃんを買ってくれたのです
私は本当に嬉しくて、家に帰ってパピちゃんとずっと遊んでいました
もちろん着せ替えの服など買ってくれるような親ではなかったので、自分で布の切れ端を探してきて、それをスカート代わりに巻いたりしていました
そんな感じで、毎日パピちゃんと遊んでいました
一着だけ、母がパピちゃんの服を縫ってくれたことがあります
母は裁縫を習っていたのでそういうことができたのです
でも、茶色っぽい地味な感じの服でしたが、とても嬉しかったことを覚えています
私の娘たちはセーラームーンの人形で二人でよく遊んでいました
二人で遊んでいるうちに、セーラームーンの髪はボサボサになってしまいましたけどね
女の子は小さいころ、お人形遊びが好きな子って多いですよね
お人形相手に、空想物語の中で遊んでいるんです
本当はリカちゃん人形が欲しかったんですが、パピちゃん人形も私は大好きで、いつも一緒に遊んでいました
でも、私の妹二人はお人形遊びはしなかったんですよね
だから、お人形遊びも、好きな子とそうでもない子がいるのかもしれません